【10年後も生き残る会社の条件】VUCA時代に小さな挑戦や実験、変化を自ら起こす仕組みとは。

今日は「不確実性への対処法」について話します。

私もあなたも社長・事業主、チームを率いるリーダーですよね。

これからのビジネスの旅路では、「変化」が唯一の確実なことでもあり、「変化し続けること」が唯一の生存と繁栄の条件とも言えるかもしれません。

社会や市場の変化、競争環境の変化、顧客の変化、社員の変化。それらの変化は、時々刻々とゆっくりじわじわと来ることもあれば、ごく一時期の間に急速に一気に来ることもあります。

私たちは、すべての変化を予測することはできません。仮に変化を予測したとしても、合っている保証などありません。

仮に予測が合っていたとしても、変化への対応方法、意思決定が適切かどうかは誰も裏付けなど与えてはくれません。

1本の大きなベクトルより52本の小さなベクトルで対応

ビジネスが生存・繁栄し続ける条件として、私はVUCA時代の予測不可能性・不確実性へ対応する一番の方法は、自ら変化すること。

そして、自ら変化を起こすスパンを、365日や12ヶ月、3ヶ月毎に分散させることだと考えています。

年1回の社員総会や方針発表に向けて社長やリーダーが考えるような大きな意思決定は、変化への対応が遅れるだけでなく、”外した時のダメージ”が大きくなりがちです。

でも、毎週や毎月くらいの短期スパンで、小さな方針転換や小さな挑戦、小さな実験、小さな種まきができたら、いかがでしょうか?

社長・事業主あるいはチーム運営の定期アクションとして、自ら変化を起こすことを、あらかじめ組み込んでおけばどうでしょうか?

1本の大きなベクトル(矢印)で変化へ対応しようと賭けをするのではなく、52本や12本の小さなベクトルの総和で変化への対応を試みる。

その方が対応スピードも1つの失敗に対するリスクやダメージもコントロールしやすくなるかもしれません。

小さな挑戦や実験を仕組み化自ら変化を起こすための情報源

「アイデアを思いついたから」
「ニュースや情報を耳にしたから」
「良い出会いがあったから」

そんな偶発性に任せるだけではなく、自ら意図的につくり出すのがポイントではないでしょうか。

毎週や毎月、四半期毎に1個など、ご自身やビジネスに小さな挑戦や実験をスパイスとして定期的に加えることを、習慣やルーティンにしてみてください。

仮に何も変化を察知できていなくても、現状のビジネスに何も問題がなくてもです。

私たちがご縁をいただいている東証プライムやグロース上場企業から社員10名以下の小さな会社、ひとり社長まで、共通の考え方だと思います。

そして、私たちが『月刊売れる仕組み戦略レポート』『売れる仕組み戦略会議』で毎月や毎週、戦略パターンや事例、レシピ、テンプレを皆さんとシェアしているのも同じ理由です。

小さな挑戦や実験のアイデアを、いつも自分/自社だけの頭の中から捻り出そうとするには誰しも限界があります。

なぜなら、人は自分の知識や経験の範囲内や枠組みの中で発想しがちだからです。

自分/自社だけでは出会えない挑戦や実験のヒントを、意図的かつ定期的に受け取ること。

それが、VUCA時代の予測不可能性・不確実性に対して、変化し続ける習慣やルーティンのもとになりますよ。

自ら変化を起こし続ける習慣やルーティンが、結局は5年や10年、20年後への生存・繁栄の道へと通じていると私は思います。

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