米ツイッター、長文投稿できるサービス「Notes(ノート)」の試験提供開始

米ツイッターが、長文を投稿できるサービス「Notes(ノート)」の試験提供を始めました。

ツイッターは、もともと日本語では全角140文字、英語などの半角280文字までの短文投稿をする形式でした。しかし、最近では、InstagramやYouTube、TikTokなどの影響も受け、テキストだけでなく、写真や画像、動画の投稿やシェアをしやすくする仕様へ少しずつ変更されてきました。

いまツイッターを覗いてみると、140文字や280文字のテキストだけの投稿は少数派になっていて、ユーザーの写真や動画投稿が随分と増えていることがわかります。

今回はツイッターのユーザーから長文投稿をできるようにしてほしい声が上がり、Notesで対応する流れとなりました。まだ日本ではリリースされておらず、米国や英国など英語圏の4ヵ国で、一部のユーザーを対象に、6月22日から執筆・投稿できるようにしているそうです。まだ試験段階ですね。

ツイッターの画面上で文字や画像、動画などを組み合わせて、Notesと呼ぶブログのようなページを作成し、共有する仕組みです。英語では2500単語までのNotesを作成可能とのことです。

ツイッターは匿名性・拡散性が他SNSと比べて高いのが特徴です。発信する企業やブランド、個人からすれば、自分の発信情報がお金をかけずにより多くの人々の目に触れる可能性が高まります。

そんな強力なプラットフォームで、140文字や280文字ではない、情報量の多いブログ記事の投稿・拡散が可能となると、たとえば、日本でいま普及している「note(ノート)」とはかなり競合しそうです。

noteは、一昔前のアメブロのようなブログサービスで、有料のコミュニティや記事販売できる機能が付いているのが特徴です。

Googleなどの検索エンジンでSEO上位表示がわりとされやすいのも支持されている理由の一つですが、拡散性という意味ではいまいち。

ツイッターNotesでのブログ投稿が、検索エンジンにどう扱われるのかはちょっと気になります。

でもまぁそれ以上に、Notesとnoteは名前が似ていてややこしいですね。