サザコーヒー徳川将軍珈琲の定期便を私が3年以上継続している2つの理由。サブスク顧客維持率UPの秘訣とは。

美味しい珈琲は好きですか?私は好きです。

毎朝起きて、お気に入りの豆を挽き、珈琲を飲むのはモーニングルーティンの一つ。「よし、今日もやるぞ!」とエンジンをかける儀式のようなものです。

茨城県勝田市のJR勝田駅から徒歩5分にあるサザコーヒーから、私のお気に入りの豆を毎月届けてもらっています。定期便ですね。

◾️豆の名前は「徳川将軍珈琲」

サザコーヒーは徳川に所縁のある水戸に近く、徳川慶喜が飲んでいた、当時はまだ珍しかった珈琲。

それを再現したいという創業者の想いからプロジェクトが始まり、将軍珈琲が誕生したそうです。

深煎りでかなりの苦味があり、後味には浅煎りのようなフルーティーさが広がります。砂糖もミルクも入れません。ブラックで飲みます。

サザコーヒーの定期便は、もう何年も続けています。まったく同じ豆が毎月届けられます。

顧客フォローのステップメールもありません。凝った同梱物で継続した場合のメリット訴求もありません。

解約防止の電話もかかってきません。何回続けようが特典プレゼントがもらえることもありません。

強いて言えば、週3くらいでメルマガが来ているくらいでしょうか。でも、定期便の継続促進を目的とする内容でもありません。

なぜ私は、ずっと続けるのでしょうか。2つの理由が見つかりました。

◾️理由1:ストーリーのちから

サザコーヒーの創業秘話と想い、後継者である息子さんが世界中を飛び回って豆を調達する様子、将軍珈琲が生まれた背景...

豆自体の産地や特徴、美味さではなく、ストーリーを通じて価値を売る。そのストーリーはたいてい、創業者や息子さん、徳川慶喜など、人間にまつわるもの。

同じ人間、同じストーリーは、世界に二つとありません。時間を超えて、オンリーワンなものです。

競合も真似できません。同じ商品サービスはもしかしたら作れるかもしれませんが、まったく同じストーリーを真似することは不可能です。

ストーリーに触れた時、私の中で珈琲豆がもはや珈琲豆ではなくなります。それは歴史であり、人間の生き様なのです。

誰かが懸命に生きた証を飲んでいる、くらいの感覚です。

ストーリーに心を奪われると、ちょっとやそっとのことでは他へ目移りできませんね。

◾️理由2:習慣のちから

私はPROFIT ENGINEをはじめ、社員スタッフとともに、複数のメディアや教育サービス、通販を運営しています。

社員スタッフから「この人と一緒に仕事したい」、お客様から「このブランドと繋がっていたい」と思ってもらえるような社長、人間になれるように、いつも自己を鍛練しなければと思っています。

まだまだ至らないところ、カッコ悪さ、失敗もたくさんあります。

でも誰かに役立てるような、より良い仕事ができるような人間を目指して、あーかなこーかなと日々もがいています。

社長として、プロのマーケターとして、一人の人間として成長するためには、私は習慣やルーティンのちからをとても重要視しています。

きっとあなたも同じですよね。

毎朝、「よし、今日もやるぞ!」とエンジンをかけるためのモーニングルーティンの一つとして、珈琲はもともと組み込まれていたのです。

事実、サザコーヒーに出会う前は、カルディの店舗で珈琲を買っていました。とても美味しい珈琲でした。

でも、将軍珈琲に出会って、すでに私の中に存在していた習慣やルーティンの構成要素を、カルディからサザコーヒーへスイッチしようと決めたわけです。

◾️結論、今日伝えたかったこと

ビジネスの長期的な安定成長のための最重要ポイントである、一度ご縁をいただいたお客様に長くご愛顧いただくためには、いったいどうすればよいのか。

頑張ってフォローしなくても、そもそもリピートしやすい仕組み、サブスクや定期便を継続いただきやすい仕組みを、いったいどうやって作ればいいのか。

その秘訣は、、

(1)ブランドや商品サービス、人間に紐づくストーリーを売る。結果、お客様から代替のきかないオンリーワンな存在になる。

(2)売りたい商品サービスやカテゴリーが、日々の習慣やルーティン、仕事や生活の中にすでに浸透しているお客様に向けてスイッチを狙う。

今朝、珈琲を入れながら、ふと気づいたことをシェアしました。参考にしてみてくださいね。