時間割のちから。社員やチームメンバーで共通のタイムクロックを持とう。目の前のやることを期限までにやりきる、集中せざるを得ない環境を自分でつくる。
私は「時間割」を持つことの効果をかなり大きく感じています。
一言でいうと、「迷いが無くなる」ということです。
なぜなら、今まさにこの瞬間、自分がいつどこで何をやるか。何の目的でやっているのか。次は何時何分から何をするのか。
1日や1週間の時間の使い方が、すべて明確になっているからです。
たとえば、私はほぼ毎日メルマガを書いています。時刻は7:00〜7:30の30分間、文字数は1,000字前後です。
文字量は多少長くなったり、短くなったりしますが、毎日30分でメルマガを書くというアクションは時間割で決まっています。
そして次に、7:30〜8:00の30分間は、Web広告のパフォーマンスチェックです。
数字の悪いクリエイティブはOFFにして、数字の良いものに予算調整します。また、新しい広告クリエイティブも追加します。
その後は朝のハドルMTGで、毎週月曜火曜ならば、週次キャンペーン企画やセールスファネル制作が入ります。
また水曜-金曜ならば、月刊売れる仕組み戦略レポートの記事執筆、売れる仕組み戦略会議の準備、会員の皆さまから寄せられた質問シートへの回答など、商品サービスの企画制作に関するアクションが1時間単位で入ります。
昼は12時からランチを食べて、コーヒーを水筒に入れて30分の散歩に出かけます。
午後は、社内の各ブランド・各チームとのハドルMTGが毎日15分、クライアント定例MTGや新規のご相談が30分単位で入ります。
社員やチームメンバーで共通の「時間割」を持とう
このように午前は個人アウトプットに集中する時間、午後はチーム連携やMTGのコミュニケーションに集中する時間と決まっています。
ちなみに、私だけでなく、社員やチームメンバーを含め、みんなが共通の時間割を持っています。
だから「いま○○さんは**に集中している時間だ」「いま○○チームは、**の販促準備に集中している時間だ」など、共通認識・共通のタイムクロックを持ち、あらかじめ見える化されているのです。
だから逆に言えば、いちいち細かく管理や確認をする必要もないのです。
一人ひとりがいつ何のために何をやるかが決まっているので、それぞれ迷わず必死に行動するだけです。
チームマネジメントにおいて、これほど楽なことはありません。
以上のように、学校の「時間割」ほどではありませんが、何曜日のどの時間帯は、何をする時間枠なのかがあらかじめ決まっています。
そして、チームメンバーたちのタイムクロックも見えています。
だから自分もチームも迷っている暇はないのです。
目の前のやることを期限までにやりきる。集中せざるを得ない環境を自分たちで作っているのです。
「それくらい普通でしょ?」と思われる方もいれば、「そんなにきっちり決めるの?」と驚く方もいるでしょう。
もしあなた自身、あなたの会社やチームで時間割が定まっていないなら、ぜひ今日から決めて試してみてください。
業績にも生産性にも、チームの雰囲気や覇気にも、あらゆる観点で良い影響を実感するはずです。
「人生は時間の使い方で決まる」ですね。