『報酬最大化・顧客最少化の法則』月10万円を支払う顧客90社か、月100万円を支払う顧客9社か。
月10万円を支払う顧客90社と、月100万円を支払う顧客9社。
あなたは、どちらの方が獲得するのが簡単だと思いますか?
労働集約型サブスクモデルのポイントは、「報酬単価最大化、顧客数最少化」です。
Profit Engineをフォローする皆さんの中には、コンサル業や代行業、派遣業、顧問業など、1対1の労働集約的なサービスを提供している会社もあるでしょう。
現在、私たちの『実践1on1コーチング』を受けてくださっているクライアントの多数派も、同様の業種です。
このようなビジネスはマンパワーに依存するためスケールしにくいですが、それ自体が悪いわけではありません。
私たちも1対1型の継続サービスを提供しています。
しかし、1対1や労働集約型のサブスクを組み込む際には、次の2点に注意が必要です。
1つ目は、労働集約型サブスクを「価値の階段」の最上段に位置付けることです。
「価値の階段」は、売れる仕組み戦略ベーシック10の1つであり、Profit Engineの推奨するビジネスモデル設計の基本フレームワークです。
これをフロントやミドルに組み込んでしまうと、ビジネスのスケーラビリティが失われてしまいます。
今の時代、人手不足が深刻化しており、人をたくさん雇用しなければ生存・繁栄できないビジネスモデルを選ぶ理由は少ないでしょう。
2つ目は、労働集約型サブスクには「最高値」を設定することです。
他社と比べて最高値という意味ではなく、もっと高額報酬をチャージできる方法を考えることです。
価格設定が安いと、社員や外注パートナーに満足な報酬を支払うことが難しくなります。
少数精鋭でも年商1億円、3億円、5億円以上にスケールするためには、1対1の労働集約型サブスクを価値の階段の最上段に配置し、高い価格設定をすることが重要です。
「顧客が減ったらどうするんだ」と思うかもしれませんが、顧客を選ぶ、絞り込むという視点も必要です。
月10万円を支払う顧客90社と、月100万円を支払う顧客9社のどちらが簡単かよく考えてみてください。
90社よりも9社の方が、集めるYESの数は少なくて済みます。
労働集約型サブスクモデルでは、報酬単価の最大化と顧客数の最少化を前提にビジネスを組み立てるべきです。
少数精鋭で高収益を実現し、社員や外注パートナーにも経済的・時間的・精神的な成功を提供しましょう。
日本の時代背景や採用環境を考慮すれば、労働集約型サブスクのカードを切る際には、「報酬単価最大化・顧客最少化」を前提にすることが重要です。あなたはどうしますか?