キーエンスの平均年収2,182万円!年収500万円で平凡社員5人雇うか、年収2,500万円でスター社員を1人雇うか
キーエンスの2022年3月期平均年収は、なんと2,182万円!!前期比でも約400万円増。過去最高だった2019年3月期の2,110万円も上回りました。
米国や中国など海外事業が好調で、連結営業利益も4180億円と過去最高です。還元を厚くして、ますます優秀な人材を引き付けるでしょう。
キーエンスは連結営業利益の一定割合を毎月や四半期ごとに還元する「業績賞与」の占める割合が大きいのが特徴です。会社が儲かれば、社員の皆さんも儲かる。会社が儲かるためには、社員の皆さんは会社に利益を稼がせなくてはいけない。そうなると、営業やマーケティングの強化、原価低減の見直しなど、自分がなにをすべきかも明確ですね。
2021年3月期にはキーエンスの平均年収は首位でしたが、前期比からさらに25%増なので、2022年3月期も最上位クラスでしょう。
キーエンスはファクトリー・オートメーション(FA)などで使うセンサーや画像処理システムを販売している会社です。営業や製品開発を手がける一方、生産は他社に委託しているファブレスメーカーです。いわゆるスマイルカーブの両端にあたる、付加価値の高いところに特化しています。
うちの会社でも、業績連動により報酬の上下動があり、メンバーの中には年収2,500万円を稼いでいる人もいれば、年収300万円の人もいます。
正社員はごく少数で、フリーランス人材が中心のチーム運営をしているので、ちょっと性質は異なるのですが、社員やメンバーにより多くを還元するために、会社がいかに安定かつ十分な利益を得られる仕組みをつくれるか。きっとあなたも日々頭を悩ませていることでしょう。
『月刊売れる仕組み戦略レポート』でも以前話しましたが、年収500万円で平凡社員を5人雇うよりも、年収2,500万円でスター社員を1人雇う方が、マネジメントも簡単であり、仕事もガンガン進み、業績も伸びやすいと思います。
収入面ではなく、理念やビジョンで良い人材を惹き寄せたい、長く働いてほしいと考える中小企業もありますが、社員やメンバー個人とその向こう側にいる家族の生活や人生が潤うことは大事なポイントだと私は思います。
顧客獲得により多くの広告宣伝費や広報PR費をかけた企業が市場を制するのと同じように、人材採用や人件費により多くのお金を払える企業が優秀な人材を制します。
そのためには、もっと会社が儲かるように売れる仕組みをグレードアップしていかなくちゃ!