『成功する人はどんな結果が出ても、それを失敗とは思わない』今できることに集中し、可能性に目を向ければ、すでにつかんでいる成功や成長の芽に気づくことができる
「成功する人はどんな結果が出ても、それを失敗とは思わない。そもそも、失敗という概念が存在することを認めていない。」
自己啓発本を読むと、よくこんな事が書いてありますよね?
たとえば、次の経歴の男が、誰だかわかりますか?
- 21歳で事業に失敗する
- 22歳で選挙に落選する
- 24歳でまたもや事業に失敗する
- 26歳で恋人の死の悲しみを乗り越える
- 27歳でノイローゼになる
- 34歳で下院議員選挙に落選する
- 36歳で下院議員選挙に落選する
- 45歳で上院議員選挙に落選する
- 47歳で副大統領になりそこなう
- 49歳で上院議員選挙に落選する
- 52歳でアメリカ合衆国大統領に就任する
この男とは、エイブラハム・リンカーンです。
もし彼がいくつもの不幸やうまくいかなかった出来事を失敗と考えたなら、大統領になることはなかったかもしれません。
ただいくら可能性に目を向けるとは言っても、途中の道のりによっては、心が折れそうになることもあるでしょう。
特に、あなたも社長として、事業上の大きな決断をすることがあるはずです。
たいていは、会社経営や業績数字、販売数量などについて、かなり大胆な目標を掲げたり、経済的なリスクや大きめの投資を伴うことが多いのではないでしょうか。
そんな時、きっと通常よりも多くのかすり傷を負うことでしょう。社長としてのメンタルも試されます。
なんの代償も払わずに、大きな成果を手に入れるなんてあり得ませんからね。
最近読んだ自己啓発本によれば、ほとんどの人はたった一度の手違いや勘違いを失敗だと思い込んでしまうそうです。
失敗経験を蓄積するほど、だんだん何をやってもダメそうな気がしてくるのではないでしょうか?
そうすると、現場での試行回数も少なくなり、突破口や芽を見出すまでにかかる時間が長くなり、社内にもますます停滞感が出てきませんか?
隣近所で成功や成長している社長を横目に、自分や自社は行き詰まりを感じ、自信を失い、実は目の前にある可能性や教訓が見えなくなってしまうのではないでしょうか?
私がプルデンシャル生命のトップセールスから学んだことは、商談契約率がたった1%だと嘆くのではなく、だったらさっさと99人に断られに行けばいいじゃないか、というメンタリティです。
今できることに集中し、可能性に目を向ければ、実はすでにつかんでいる成功や成長の芽に気づけるかもしれませんよ。