セールスライティングで9割決まる。私が19年間、新規開拓に一度も悩んだことがない最大の理由。

私の本棚は、書店や図書館のように、テーマごとに8つに分類されています。

そして、各事業やブランドの成長ステージによって、あるいは、その時に自分が感じている課題によって、8つのうち、どこを見れば良いかが決まっています。

新しい本を買う時も、手に取った一冊が、自社のどんな課題解決に役立つものか、本棚のどの分類に該当するのかを考えます。

これは本棚の分類だけの話ではないかもしれません。

新たなビジネスを創造し、成長させるために、私は8つのテーマを常にバランスを取りながら学び、実践してきたとも言えます。

クライアントから相談を受けた時にも、解決すべき問題の本質がどのテーマに該当する話なのかを無意識に区別しています。

なぜなら、フォーカスがブレにくく、適切な解決策が短時間で見つけやすいからです。

私の本棚は、次の8つのテーマに分類されています。

(1)生き方・習慣・仕事術
(2)事業企画・ビジネス戦略
(3)商品企画・アイデア
(4)マーケティング戦略
(5)Webマーケティング・戦術
(6)セールスライティング・行動心理
(7)Web広告・クリエイティブ制作
(8)採用・育成・チームビルディング

私は、これら8つのテーマに関する知識やスキル、実務遂行能力がそろって初めて、ビジネスがスケールできると考えています。

◾️最重要スキル、セールスライティング

中でも(6)セールスライティングは、ビジネスを机上の空論で終わらせないために、最も重要なコアです。

私は20歳の頃に営業の仕事に出会い、25歳の時にセールスライティングに出会いました。

現在までずっと鍛錬し続け、今後も一生卒業することはないでしょう。うちのチームメンバーたちは全員セールスライティングから仕事に入ります。

他のすべてを捨ててでも、1つだけテーマを選べと言われたら、やはり私は、セールスライティングを選びます。

なぜなら、集客・販売のためのメッセージや表現を作ることができなければ、顧客も集まらないし、商品サービスも売れないし、売上・利益も上がらないからです。

どんな素晴らしいビジネスプランや戦略を作っても。素晴らしい商品アイデアがあっても。リーダーとしての素質があっても。Webマーケティングの施策や戦術の知識を持っていても。

結局、セールスライティングができなければ、すべて絵に描いた餅です。

◾️売れるセールスメッセージに働かせる

さらに、PROFIT ENGINEのコンセプト「社員数・働く時間を最小化、利益を最大化する売れる仕組み」には、人間ではなく、セールスメッセージに働いてもらうことが必須です。

1対1の営業とは違い、1対多に向けて広告宣伝や販売促進をするなら、売れる文章や表現を完全に組みきらなくてはいけません。

別にライティングでなくとも、プレゼンでもOKだと思います。でも、センスや感覚に頼った、臨機応変な営業トークではダメ。

書くにしても、話すにしても、Webページや動画、郵送DMなどの飛び道具を使って成果をあげるには、セールスメッセージをきっちり組みきらなくてはなりません。

そのための専門技術が、セールスライティングです。

しかしながら、売れる営業社員が少数派であるのと同じように、セールスライティングがきちんとできる人は、かなり稀有です。

◾️新規事業、新規開拓に悩まない理由

私たちがクライアントの実務で結果を出し続けられている最大の理由も、セールスライティングをコアにしているからです。

そもそもクライアント獲得に悩んだことがないのも、セールスライティングをずっとやってきたからです。

なぜ、Web広告、集客・販売ページ、動画、メルマガ、販促キャンペーン、郵送ダイレクトメール、Webセミナーなど広範囲にわたる実務をカバーして結果が出せるのか。

理由は簡単です。共通する土台、セールスライティングを軸に置き続けてきたからです。

自社の事業やブランドを次々と構築できるのも、テストマーケティングを機動的に行えるのも、すべては自社メンバーたちがセールスライティングができるから。

そもそも、ビジネスを成長させる最も中心的スキルなのに、それを実行できる人が一般には少ないという現実。求人募集をかけても、ほとんど採用なんかできません。

いちいち外注や見積もりなんてやっていたら、スピードも遅いですし、お金もかかりますし、成功確率も下がります。

◾️現場実務・実践を通して体得する

「自分は社長だから、経営者だから」と考えて、ご自身がセールスライティングをコアとしないのは間違いだと私は思います。

社員や外注に丸っと任せてうまくいくほど、甘くないです。自分がセールスライティングに精通し、社員メンバーたちを根気よく育てるしかない。

社長や事業リーダーが、少なくとも知識と経験をもって勘所はわかっておかなければ。時間をかける価値は必ずありますよ。

ちなみに、私たちが毎月発行する『売れる仕組み戦略レポート』は、社長や事業リーダーのあなたが、社員メンバーを育成する時間を短縮する役割も果たします。

セールスライティングの理屈を学ぶだけでは、「勉強になったね。えーっと、それで実戦では何からどうすれば?」となりがちです。

欲しいのは、お勉強ではない。現場での実行であり、成果ですよね。

『月刊売れる仕組み戦略レポート』は、具体的に現場実務や施策にどのように生かせばいいのか、成功パターンや型、事例解説を中心にお届けしています。

しかも、経営資源豊富な大手上場企業ではなく、中小企業やスモールビジネスの業績を伸ばすことに特化しています。

「これを見ながら、まずは真似してやってみろ」と社員メンバーの皆さんに渡してみてください。

実務実行を通して、セールスライティングを頭で理解する以上に、実戦で体得していくのに役立ちますよ。