なぜ営業はモチベーションをあげると危険なのか?やる気をを下げない7つの習慣/サイレントセールスの専門家 渡瀬謙 × BtoB売れる仕組みの専門家 村上智彦
なぜ営業はモチベーションをあげると危険なのか... あなたは知っていますか?
長期的に営業として成功するための考え方や習慣、そしてモチベーションを維持するための具体的なヒントをまとめました。短期的な数字を追い求めるだけでなく、日々の成長やお客様との信頼関係の構築に焦点を当てた、長期的成功を実現するためのアプローチです。
長期的視点が成功の鍵
営業の世界では、短期的な成果を出すことが求められる場面も多いですが、将来的に安定して活躍し続けるためには、日々の小さな成長やお客様との信頼関係の積み重ねが不可欠です。
「ロングランで成功する」という考え方は、単に数字だけを追い求めるのではなく、自分自身の成長やお客様との関係構築に意識を向けることが重要です。短期的に猛烈な成果を出す人もいれば、じわじわと確実に成長していく人も存在しますが、長期的に成功するためには、急激な結果だけではなく、継続的な成長が大切です。
自分自身の成長を目標にする
売上や数字はもちろん大切ですが、営業として本当に成長するためには、毎日の業務で得られる「自分の成長」に目を向けることが必要です。
たとえば、以前はお客様の名前を覚えてもらえなかったのが、次第にお客様から名前を呼ばれるようになったり、玄関先での軽い会話から、席に着いてじっくり話ができるようになったりすることも、大きな成長の証です。
このように、目先の売上だけでなく、自分がどれだけお客様とのコミュニケーションや信頼関係を築けているかを意識することで、たとえその日目標に達しなくても、「自分は成長している」と実感でき、モチベーションを維持しやすくなります。
数字だけにとらわれない柔軟な指標設定
多くの営業現場では、日々の訪問件数や売上という数字が評価基準となっています。しかし、数字だけを追いかけると、結果が出なかった時にモチベーションが大きく下がってしまいます。
そこで、自分なりの評価基準を持つことが大切です。たとえば、今日のお客様とのやり取りで「信頼度が上がった」「相手が前より話を聞いてくれた」といった、数値では表れない成長の実感を指標にすることで、結果がすぐに現れなくても自分の成長を感じ、継続的な努力につながります。
会社の指示をそのまま受け止めない
会社や上司から「1日10件訪問してこい」といった具体的な指示が出ることはありますが、その指示の背景にある意図を理解することが重要です。
たとえば、10件の訪問という数字は、単に「数をこなせ」という意味ではなく、「多くの可能性を広げるための手段」と捉えることができます。
もし、自分がじっくりとお客様と向き合い、質の高い対応を行う方が得意であれば、そのスタイルを貫くこともひとつの選択です。自分の強みを活かしながら、与えられた指示の意図を理解し、柔軟に行動することが長期的な成長に結びつきます。
周囲との比較を避け、自分のペースを守る
営業職では、どうしても数字や成績が目に見える形で評価されるため、他人と比較してしまいがちです。しかし、周囲と比べて自分のペースを見失ってしまうと、モチベーションの低下につながります。
自分が「すぐに結果を出すタイプ」か、「じっくり時間をかけるタイプ」かを客観的に把握し、そのうえで自分なりのペースで成長を続けることが大切です。他人の成績と自分を比較するのではなく、昨日の自分と今日の自分を比べ、成長を実感することで、無理なくモチベーションを維持できるでしょう。
チームワークと分業の重要性
一人で全てを完璧にこなそうとすると、どうしても手が回らず、結果として自分のモチベーションを下げてしまいます。営業という仕事は、資料作成、顧客対応、フォローアップなど、さまざまな業務が絡み合っています。
そこで、自分の苦手な部分や時間がかかる作業は、社内のスタッフやチームメンバーに任せることも一つの方法です。たとえば、資料作りを担当してもらったり、共同で企画書を作成したりすることで、効率的に業務を進められると同時に、チーム全体の一体感も生まれます。
「お願いする」ことに対して抵抗がある場合でも、相手の成長を促すチャンスと捉え、分業を意識することが、長期的な成功に大きく寄与します。
自然なモチベーションの波を受け入れる
営業職は成果がすぐに反映される反面、売上が上がったときはモチベーションが上がり、上がらなかったときは一気に落ち込むという、感情の起伏が激しい仕事です。
無理に「やる気を出さなければ」と自己啓発セミナーや号令で気持ちを盛り上げようとしても、その場限りのモチベーションは長続きしません。
大切なのは、日々の業務の中で自然に湧き上がるやる気を大切にすることです。失敗や行き詰まりを恐れずに、実験的なアプローチでさまざまな方法を試し、自分に合った方法を見つけることが重要です。たとえ今日のアプローチが思うようにいかなかったとしても、その経験が自分の成長につながると信じ、前向きに取り組む姿勢が、最終的には大きな成果を生み出します。
終わりに
営業で長期的な成功を目指すためには、数字だけに囚われず、自分自身の成長やお客様との信頼関係を大切にすることが不可欠です。会社や上司からの指示を素直に実行するのではなく、その意図を理解し、自分なりの方法で仕事に取り組むことで、無理なく安定した成果を上げることができるでしょう。また、チームワークを活用し、自分一人で抱え込まずに適切に分業を進めることで、さらなる成長と業務効率の向上が期待できます。
最終的に、将来どのような営業パーソンになりたいのか、自分自身の価値基準を明確に持ち、それに向かって一歩一歩着実に成長していくことが、長期的な成功への近道です。今日の小さな積み重ねが、明日の大きな成果へとつながることを信じ、日々の業務に取り組んでいきましょう。
以上、長期的に営業として活躍するためのポイントを7つの視点からまとめました。自分の成長を実感しながら、焦らずじっくりと結果を出していくことで、必ずやビジネスの世界で安定した成功を手にすることができるはずです。