1日が36時間になる!? 17年でビジネス書80冊出版の営業コンサルタントが教える時間の使い方/訪問しないで売る営業の専門家 菊原智明 × BtoB売れる仕組みの専門家 村上智彦
出版のきっかけは“偶然の出会い”から
菊原さんの出版人生は、最初の1冊目の契機から始まりました。当時、彼は住宅営業の現場で忙しく働きながら、ブログ「住宅営業マ日記」を執筆していました。ある日、そのブログを偶然目にした編集者から「本にしてみませんか?」というメッセージが届いたのです。最初は「まだ会社を辞める気もなかった」ものの、やがて現役を退き、ブログを再始動。編集者との運命的な出会いが、本執筆という道へとつながりました。
このエピソードから学べるのは、日々のアウトプットが思わぬチャンスを引き寄せるということです。あなたが何気なく発信している情報が、いつか出版や新たなビジネスの扉を開く可能性があります。まずは自分の考えや経験を、継続して発信してみることが大切です。
書き方の基礎―「骨組み」を整える重要性
菊原さんは、初めての本執筆時に「ブログは書けたが、本の書き方はわからなかった」と振り返ります。ブログは自由な形式で書ける一方、本は「骨組み」や「正確さ」が求められるため、書き方の違いに戸惑いがあったのです。執筆においては、まずしっかりとした構成(アウトライン)を作り、それに沿って各章や節を埋めていく作業が不可欠です。
多くの著者が、ビジネス書を出す際に「ネタがない」「売れない」と悩むのは、書き方の基礎が曖昧なためとも言えます。あなたがもし本を書こうと考えているなら、まずは基本となる構成の作り方や、文章の流れを意識した執筆法を学びましょう。自分なりの「骨組み」をしっかりと作ることで、内容が散漫になるのを防げます。
編集者との出会いが生む連続出版の奇跡
菊原さんは、商業出版で80冊以上、自費出版やAmazon Kindle版でも複数の書籍を世に送り出しています。その秘訣の一つとして、編集者との出会いを挙げています。出版記念パーティーやイベントでの人間関係は、初めは馴染みにくいこともあると語ります。たとえば、立食パーティーで孤立してしまい、気づけば一緒になっていた編集者とだけ会話する場面もあったそうです。
しかし、こうした出会いこそが、次々と新たな本のオファーやプロジェクトにつながる大切な要素です。人と人との関係を大事にし、日常の中で出会う相手から学び、信頼関係を築いていくことが、出版活動を継続する上での大きな原動力となります。あなたも、自分の分野以外の人との交流を大切にすることで、思いもよらないチャンスに恵まれるかもしれません。
毎日のアウトプット習慣―「朝の本書き」のすすめ
菊原さんの執筆習慣は、非常に規律正しいものです。彼は毎朝、決まった時間に起き、体操やルーティンをこなした後、必ずブログや原稿を書き始めます。朝という静かな時間帯に、自分自身と向き合いながら「今日の分」を書く。この習慣は、日々のストレス発散にもなり、また成果が出るための大切なリズムとなっています。
実は、朝起きるのが楽しみになり、毎日欠かさず執筆を続けられるようになったのは、かつての「ストレス発散」という側面があったからです。もしあなたが、仕事や日常の中で溜まるストレスを感じるなら、それをポジティブなアウトプットに変換してみるのも良い方法です。たとえば、朝の数十分だけでも「今日の思い」を書き出す習慣をつけることで、次第に「書かないと気が済まない」というリズムが身についていくでしょう。
また、菊原さんは「一気に2日分、3日分まとめて書かない」という工夫もしています。毎日決まった分量を書くことで、翌日以降の執筆意欲を維持できるという経験則からです。こうした自分に合ったルールを作ることも、長期的なアウトプット習慣を維持するための有効な手段です。
インプットの充実―リアルな出会いと学び
アウトプットと同じくらい大切なのが、日々のインプットです。菊原さんはかつては本や音声教材から学んでいましたが、今は「成功している人たちとのリアルな出会い」から多くの知見を得るようになったといいます。実際、ビジネスの現場では、ゴルフや飲み会、食事などを通じて経営者や著名なビジネスパーソンと接する機会が増えます。こうした場では、言葉だけでなく立ち振る舞いや考え方、その人自身の在り方からも多くのヒントを得ることができるのです。
たとえば、冬の寒い日でもゴルフコースに出かけ、スコアに左右されず平然とプレーしている人を見れば、「あの人は結果を出している」という強い信念を感じ取れます。こうした実際の体験や出会いは、書物や理論だけでは得られない貴重なインプットとなります。あなたも、日常生活の中で成功者や尊敬する人との出会いを意識的に作り、直接話を聞く機会を大切にしてみてください。
継続のコツとまとめ
菊原さんの話から、継続的なアウトプットや出版活動を成功させるためには、以下のポイントが重要であることがわかります。
- 日々の発信を怠らない
自分のブログやSNSでの発信が、思わぬチャンスを呼び込む可能性がある。 - しっかりとした「骨組み」を作る
本や記事を書く際は、まず構成やアウトラインを固め、計画的に執筆することが大切。 - 編集者や仲間との出会いを大事にする
人との交流が、新たなプロジェクトや連続出版の原動力となる。 - 毎朝のルーティンで執筆を習慣化する
決まった時間に一定量を執筆することで、安定したアウトプットが可能になる。 - リアルな出会いから学び、インプットを充実させる
書籍や音声教材に頼るだけでなく、成功者との直接の交流を通じた学びも重要である。
菊原さんの成功は、一朝一夕にして成し遂げられたものではありません。毎日の努力と、出会いから生まれる学び、そして何より「続ける」というシンプルな行動が積み重なって実現したものです。あなたも自分なりのペースで、無理なく、しかし確実にアウトプットとインプットを続けていけば、必ず新たな可能性が開けるはずです。
ぜひ、この記事を参考に、今日から自分のストーリーを形にしてみてください。継続は力なり――あなたの一歩が、未来の大きな成果へとつながることを信じて。