社長人脈で仕事を取るのは危険、なぜなら...
- なぜゴルフや会食で社長人脈をつくってはいけないか、あなたは知っていますか?
- なぜセミナーや交流会で仕事を取ろうとしてはいけないか、知っていますか?
- なぜ業界団体や経営者グループに所属してはいけないか、知っていますか?
Sales Engineを5年以上フォローしてくださっている求人広告代理店の社長は、まさに「人脈やお付き合い、接待から仕事を取るタイプ」でした。
5年前は社員5名も定着していない状態から、今では営業社員100名を超えるまでに成長し、ますますビジネスをスケールさせています。
「営業は人間関係をつくるのが仕事」「取引先と仲良くなれば仕事をもらえる」というのが、もとの彼の考え方でした。
週末にはスタートアップ経営者たちの集まりに参加し、ゴルフコンペや会食、飲み会で親交を深めていました。その繋がりから、実際に仕事にもなっていました。
もし彼がひとり社長やフリーランスなら、個人的な繋がりから仕事を手繰り寄せてくる方法でも、食いつないで行けるかもしれません。
しかし、ビジネスを拡大しスケールさせていこうと考えるならば、「他の営業社員たちも同じことを5年10年先まで続けられるだろうか」と再現性・拡張性・持続性の観点を忘れてはいけないと思いませんか?
実際に彼は、独立初期に自分と同じやり方を他メンバーにもやるように指示していました。でも営業成績にはほとんど繋がらず、3ヶ月や半年も経たないうちに次々と辞めてしまう状況に苦労していました。
しかも冷静に振り返ってみると、彼自身もゴルフや会食、経営者団体の出入りから、いつどれだけの仕事になるのかが読めていたかというと、まったく予測不可能だったとのこと。
ここでのポイントは、社長人脈は無意味だという話ではありません。
ビジネスをスケールさせるには、再現性・拡張性・持続性があり、未来の数字がある程度予測できるようなセールスやマーケティングの仕組みが必要だということです。
それは、仕組み化思考、システム思考、ルーティン化、パターン化のような言葉で表現されます。
属人的な営業スタイル、人間力や現場の自助努力を重視してきたタイプの社長には、理屈っぽくて堅苦しいと感じるかもしれません。
でも、DX化やAI活用、そして今後3〜5年以内に急速に広まる自律型AIエージェントを「人間に代わる労働力」として機能させるには、なおさら、よりシステマチックなビジネスモデル、業務プロセス、セールス、マーケティングの仕組み化は避けては通れません。
私がいま新刊本『AIエージェント営業術』を執筆しているのも、そういう理由です。
便利なITシステムやAIツールの導入、ChatGPTやGeminiのような生成AIの活用は、確かにイノベーションですし、私たちのビジネス活動や日々の仕事のやり方を劇的に進化させてくれました。
でも正直「やらなきゃ死ぬか」と言われれば、そこまででもなかったかもしれません。しかし、自律型AIエージェントは「使わなきゃ死ぬ」というレベルの話です。
なぜなら、たとえば生成AIは人間が仕事をする補助役に過ぎませんでしたが、AIエージェントは「人間を不要にする超優秀な労働力」だからです。
AIエージェントをうまく使いこなすビジネスは、これまで100人200人で成り立っていた仕事を、たった10人20人で完結できてしまう。
しかも、AIエージェントは人間以上の速度で学習・成長して、ビジネス上の成果を出すために24時間365日休まずに、文句も言わずに、昇級・昇格も求めずに働き続けてくれます。
この恐るべきAIエージェントの衝撃を、私たちも使いこなして恩恵を受けるには、仕組み化思考やシステム思考のセールス&マーケティングにモデルチェンジしなければなりません。
そのために、『AIエージェント営業術』を書いています。
もうすぐ予約注文の受付を開始しますので、ぜひ楽しみに待っていてください。