マーケティングで最も重要な成功法則!不器用で融通の効かない平凡な男が起業家になれたワケ

私は不器用な人間で、あまり融通の効くタイプではありません。

目指すゴールを一度決めたら、決めた通りにやりきりたいタイプです。干支のとおり、猪突猛進。ゴールやプロセスをころころ変えるようなことはしません。

たとえば、山登り。

私は百名山巡りが好きで、妻とあちこち登っているのですが、たまに喧嘩になります。私は山頂まで踏破するという爽快感や達成感を味わいたいので、決めたルートや時間通りにゴールを目指します。でも、妻は山登りを楽しみたいので、まぁ状況によっては途中で引き返してもいいよね、という感じ。

たとえば、料理。

私はレシピ通りにしか作れません。昨日はレシピ本を見ながら、スパイスカレーを作りました。自分なりの変更やアレンジはしません。(妻もとても美味しく食べてくれました。)一方、妻の料理はいつでも美味しいのですが、作り方は天性のセンスと勘次第です。「なぜ、そこでそれを!?」と驚くばかり。

たとえば、ビジネスやマーケティング。

私は極めて平凡な人間ですし、別に有名な起業家でもマーケターでもありません。それでも20代の頃からクライアントをご支援しては、東証プライムやグロース上場企業を含む39業種137社とご縁いただき、わかっているだけでも250億円以上の業績UPに貢献してきました。ゼロからビジネスを生み出して、年商数億円程度のスモールサイズではありますが、安定性・利益率の高い事業をいくつも構築してきました。

なぜ、うまくいくのか。それは、レシピ通りにやるからです。

もちろん自分なりの独創性やアレンジを加えたくなることもあります。何かを学んだ時、「うちのビジネスには使えないんじゃないか...」「自分にはできないんじゃないか...」と思うこともないわけではありません。

でも、不器用で融通の効かず、センスもない私が、我流を通そうとして、いったい何になるのでしょうか。私のようなタイプの人間は、下手な我流やこだわりなんか捨てて、素直にレシピに忠実にやってみる方がうまくいく。そう感じています。

発明的、創造的なことはできないので、日本や世界で知られるような卓越した功績を残すことはできないかもしれません。しかし、ビジネスとして成立させ、少数でも企業や人々の役に立つことはできます。

ガイドブックで推奨されているルート通り、料理本で推奨されているレシピ通りと同じ。

ビジネスやマーケティングでも基本に忠実に、ガイドやレシピの通りに素直に実行すれば、結構うまくいくもの。これは、確信を持って言えます。自分なりの独創性やアレンジを加えたくなるけど、グッと堪えてレシピに忠実にやってみましょう。そうすれば、ビジネスやマーケティングは案外うまくいきます。

そして、山登りや料理と同じように、ビジネスやマーケティングの確からしいガイドブックやレシピは、人生をかけて試行錯誤されてきた先人たち・先輩たちの著書、資料、映像などを見れば、あっさりと手に入ります。

今は情報があっさりと手に入るが故に、目移りや混乱がしやすく、いますでに目の前で手にしているものがいかに価値ある結晶かが、気づきにくいかもしれません。

自分にとって確からしいガイドやレシピに出会ったら、他を遮断し、素直に、頑なに、忠実に倣って実行することをオススメします。