プロテニス界のレジェンド、ラファエル・ナダルの言葉「いつでも、どんな状況からでも、毎日、良くなるチャンスがあると信じている。」

私は中学時代、硬式テニス部でした。全国中学生選手権大会、いわゆる全中にも団体戦で出場しました。

中学受験して私立中高一貫校に入ったんですが、中1の1年G組で最初たまたま隣の席だった同級生に「村上くん、テニス部に見学に行こう」と誘われて、行ってみたら即入部という感じだったんですね。

父親も若い頃にテニスをやっていたので、まったく縁がなかったわけじゃないんですが、テニスの経験はなかったので、別にテニス部にこだわりがあったわけじゃなかったんです。

でも、たまたま誘われて、たまたま顧問の先生に「入部じゃー!」と言われて、まぁそのまま流されてテニスを始めたという経緯でした。

私を誘ってくれた同級生は、小学生時代からテニスをバリバリやっていたので、最初から上手だったんですが、彼と一緒に見学に行ったという理由だけで、彼がキャプテン、私は副キャプテンになっちゃったんです。

今では彼から声をかけてもらって、彼が経営する会社のBtoBマーケティングをお手伝いしています。本当にありがたいことですし、不思議な縁だなぁと感じますね。

なぜ、テニスの話をしたかというと、2022年7月現在、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで4大大会の1つ、ウィンブルドンが開催されているからなんです。

私の大好きな選手の1人、スペイン出身のラファエル・ナダルという選手も出場しています。

別の4大大会である全仏オープンで14回優勝を誇る、もうレジェンドとも言える歴史的トッププレーヤーですので、ご存じの方も多いと思います。

今年のウィンブルドンではちょうど3回戦に勝ったところで、4大大会通算307勝目をあげたところ。女子のマルチナ・ナブラチロワを抜いて、男女を通じて歴代単独4位になりました。

私はいま38歳で、私が高校生・大学生の頃に出てきた同世代のナダルで、サウスポーのものすごいスピンでパワーテニスを展開してきましたが、すでに36歳のベテランになっています。

肋骨を骨折したり、慢性的な足の怪我が原因で昨年はシーズン途中で離脱したり、もうコートでプレーするナダルは見られないんじゃないか、引退してしまうんじゃないかと誰しもが心配していると思います。

でも、ナダルは記者会見や自身のInstagramで、いつも常に前向きな言葉を発信してきているんですよね。苦しい時、逆境にある時には、特にです。

昨年やそれ以前も、怪我があったり、思うように勝てなかったりという時期でも、ナダルの言葉はいつも前向きで、強気なんです。自分自身に言い聞かせるように、同時に、プロのテニスプレーヤーとして社会や人々に希望を届けるのが使命であるかのように。

そんなナダルの言葉の中で、私が大好きな言葉があります。

「いつでも、どんな状況からでも、毎日、良くなるチャンスがあると信じている。」

きっとあなたも私も、社長として、マーケターとして、それぞれに責任ある立場として、思うように行かない状況、なかなか前へ進まないもどかしさを感じることもあると思います。

「あぁもう!」と投げやりになってしまうこともあるかもしれません。

でも、そんな時、私はナダルの言葉を思い出し、唱えています。今どこに自分がいようとも、今どんな状況に自分の会社やビジネスがあろうとも、今日、良くなるチャンスがある、と。

あなたもちょっとだけ後押し、勇気が欲しい時、ナダルの力を借りてみてください。結構、元気出ますよ!