新規事業は社長の仕事!今の収益源がなくなっても潰れない会社をつくる事業ポートフォリオの考え方。
「副業」へのニーズは相変わらず高いですね。
起業するための準備や経験として、新しい知識やスキルを身につけてキャリアUPするため、会社給与だけでは不安なので副収入を稼ぐため。
人により様々な理由がありますが、私の身の回りでも、会社員を続けながら、月数万〜数十万円の副収入を稼ぐ副業・複業ワーカーたちが増えているように思います。
ある建設会社勤務の男性は、会社では総務・経理部長として働く一方で、税理士、大学の非常勤講師、セミナー講師、ビジネス書著者など、複数の職を並行しています。
それぞれの仕事は、お声がけがありチャンスが舞い込むケースもあれば、自分から「その仕事、私にやらせてもらえませんか?」とアプローチするケースもあります。
もちろん、会社員としての勤務中に他の仕事をやることはできないので、平日朝晩や週末を活用して、本業以外の仕事に取り組んでいるそうです。
収入の柱が2つ、3つと増えることにより「仮にどれか1つがダメになっても潰しが効く」とのこと。
ただ単に資格の勉強やインプットをするだけでなく、臆せず自分を売り、チャンスをつかみに行き、収入を稼ぐ機会を自分で作り出しているのがポイントですね。
「いつかは自分も...」と挑戦を先延ばしにしている間に、人生なんてあっという間に終わっちゃいますから。待っていてはダメ。
彼は、新しいことに挑戦するのは楽しいし、本気でやりたいなら副業のための準備や勉強、早起きはまったく苦にならないと話しています。
個人の副業・複業だけでなく、会社経営についても同じ。
収益の柱となる既存事業とは別に、自社の顧客基盤や強み、リソースを生かして新規事業を立ち上げたい、という社長は結構多いものです。
しかし、新規事業とは、社長にも社員スタッフにも負荷のかかる事。お金もかかります。たいてい難しい挑戦です。
そのため、日々の忙しさを理由に、なんとなく、ずるずると後回しになりがちかもしれません。
目の前の既存事業がいったん回っているなら、重要ではあるものの緊急ではないため、なおさらです。
でも、それでは、既存事業の収益性が落ちてきた時にマズいですよね?変化の激しい時代ですから、いつ何時、環境が変わり、強い競合が現れ、イノベーションにより一掃されるかわかりません。
個人も会社も、副業・複業の時代です。
どうすればできるのか、どうすれば時間を捻出できるのかを工夫して、新規事業や新商品開発を確実に進めていきましょう。未来が来てから、タネを撒いても遅いですから。