【女子大生×オナホ】禁断のマーケティング術。下ネタ苦手な女子大生がオナホD2Cを立ち上げ、事業売却するまでのすべて。
『女子大生、オナホを売る。』という本、読みましたか?
GW前に実業之日本社から出版された新刊本です。
タイトルと表紙でギョッとされるかもしれませんが、100%真面目かつ王道のマーケティング本であり、新規事業のつくり方本です。
北の達人コーポレーション木下勝寿社長の『売上最小化、利益最大化の法則』と同じくらい秀逸。
著者はリコピンこと、神山理子さん。1997年生まれの明治大学商学部卒の現在25歳。
18歳から楽曲制作の仕事を始め、20歳の時にシンガポールの会社でWebマーケティングの修行をして、音楽メディアの運営責任者となり、業界NO.1までグロースして事業売却。
21歳でオナホD2Cの会社を創業して、販売初日にAmazon売れ筋ランキング4位を獲得、22歳で4つのD2Cブランドを創業、24歳で売却。
・・・という超スゴ腕の起業家です。いやぁ... 圧倒されましたよ、久々に。
日頃、Forbesを読んでいても思うことですが、本当に世の中スゴい人ばかり。そして最近読んだ中では、神山理子さんは1位2位を争うほど圧倒です。
『女子大生、オナホを売る。』では、当時下ネタが苦手な女子大生だった神山さんが、初めてオナホD2Cを立ち上げた時に何を考えていたのか。
「なぜ女子大生が、男性用アダルトグッズをやろうと思ったのか」
「開発者がペルソナと真逆なのに、どうやって顧客インサイトを理解できたのか」
そんな疑問に答えています。
特に私が感動したのは、第1章の事業領域を選ぶ基準と市場調査法と、第2章の顧客インサイト発掘法です。むちゃくちゃわかりやすい。
これから新規事業やブランドを立ち上げたい、起業したいと考えている方は、絶対読むべきです。ゴリ押ししておきます笑
偉い学者先生が書いた頭痛本とは違い、難しい経営理論やフレームワークもなく、知識経験ゼロでも易しく読めます。勉強する本ではなく、使える本です。
顧客の本音からインサイトを発掘する「n=1インタビュー」は、私たちがクライアントの1to1支援やコンサルを辞めない理由でもあります。
どんな事業やジャンルでも、徹底的に「たった1人に刺さるコンセプト」を突き詰めた結果、独自性の高いアイデアが生まれて、結果的に多くの人から支持されます。
調査会社にお金を払うより、自分たちで一人ひとりに直接インタビューする方が、私の経験上も深いインサイトにたどりつきやすく、ブランドや商品コンセプトづくりの精度も上がります。
顧客・見込客の側から相談される、率直に話していただける機会は、どんなビジネスにおいても最も重要な機会なのです。
『女子大生、オナホを売る。』では、神山理子さんがオナホ開発のために、どのように実際に「n=1インタビュー」を行ったか。
売れるオナホのコンセプトにたどり着くまでの思考プロセスや手順についても解説されています。
あなたも読んだらすぐに真似できるはず。マジで必読本ですので、ぜひ!