臆病で小心な社長の告白... 暗闇の中を、たった一人で、全速力で走る。それが社長・起業家の仕事。
私はかなり臆病で小心者な人間です。
新規事業を始める時、新しいビジネスモデルや売れる仕組みを動かす時は、特にです。
本当はできることなら「きっとうまく...」と信じたいんです。でも、私はスーパー起業家でも天才社長でも、NO.1マーケターでもありません。
いつも心の声の8割くらいは「そんな簡単にうまくいくわけない...」と、不安や懐疑心に占有されます。
まぁだからこそ、「何か見落としている穴はないか...」「考え抜けていないポイントはないか...」「無用なリスクを取りすぎてはいないか...」
時間の許す限り、自分なりに隅々までを調べ尽くし、何度も何度も考え尽くします。
たぶん、あなたも同じですよね?
もちろん各事業の中枢を担う社員メンバーの力にも頼ります。
しかし、彼ら彼女らに求める期待値が高すぎるのもうまくいかないものです。人材育成という観点では意味あるんですけどね。
自分の考えや判断が正しいかどうか、誰かに意見を求めたくなる心理も、私の中に常にあります。
話を聴いてもらい、意見がほしい、と。自分は間違っていないんだと、何かに後押ししてもらいたい、と。
でも、その心理は、絶対に解消されることはありません。
仮にどれほど優秀な顧問やコンサル、コーチ、右腕社員を雇ったとしても、他の社長との会食を重ねても、家族や友人に聴いてもらったとしても、キャバクラやクラブのママ、バーのマスターに頷いてもらったとしても。。
たぶん、あなたも経験ありますよね?
結局のところ、新たなゼロイチや挑戦は、あなたや私が、自分一人で、誰の賛成にも反対にも頼らずに、全責任とリスクを背負って意思決定するしかないのです。
逃げ道も心の拠り所もありません。
私たちは、幸か不幸か、そういう人生を選択したのだということを、真正面から受け止めるしかないのです。
Profit Engineの読者の皆さんは、年商数千万〜数千億円規模まで、会社や事業サイズは様々です。しかし、そんなことは問題ではありません。
暗闇の中を、たった一人で、全速力で走らなければならない。
矢が飛んでこようが、槍が降ってこようが、傷だらけになりながらもなんとか致命傷を回避して、全速力が走らなければならない。
それが、社長・起業家の仕事です。
だからこそ、私たちは時間の許す限り、徹底的に調べ尽くし、学び尽くし、考え尽くさなければいけません。
どれほど時間をかけたところで、準備万端になることはあり得ませんが、「知らなかった...」では済まされない。
失敗や損失を被っても、恥をさらしても、私たち社長・起業家に誰も同情なんかしてくれません。慰めてもくれません。
しんどいですが、それが現実です。
私たちが『月刊売れる仕組み戦略レポート』を毎月お手元へお届けしているのは、なぜでしょうか?理由は簡単です。
社会・市場環境の変化がますます加速する中で、私たち自社や47業種168社のクライアント各社の現場で実証してきた、再現性の高い戦略や戦術、法則性、傾向、パターンを、あなたのビジネスにも少しでもヒントにしていただきたいからです。
小手先のテクニックでも一時の流行でもなく、不確実性の高い経営環境で今後も通用する戦略や事例から成功をつかんでください。
社長・起業家の仕事を全うするために。