「おれは一体どうやって生きていけばいいのか」大学時代に暗黒の4年間を過ごした私がいま思うこと
私が大学生くらいになると、両親から口酸っぱく言われました。
「公務員になりなさい」「大きな会社に入って安定した仕事を」と。
私が通った私立中高一貫の男子校は、医学部合格者が日本NO.1の学校で、東大京大にも約50名の合格者を輩出していました。
県内の超優等生くんたちが集結していて、あるいは、地元名士の息子の集まりという感じ。
私は硬式テニス部で全国大会へ行ったりとスポーツに打ち込みましたが、勉学はどちらかというと落ちこぼれクラスでパッとしませんでした。
大学生になると、同郷で上京してきた同級生たちが集まる県人寮で4年間生活しました。
東大在学中に司法試験に受かる奴が2名いたり、将棋の高校日本一になってGoogleに就職する奴がいたり、複数の外資系コンサルを断って日銀に就職する奴がいたり。
まぁとにかく挙げ出せばキリがないほど、私の中高大の10年間は、私から見ればスターとしか言いようのない連中に囲まれていたんです。
「おれは一体どうやって生きていったらいいんだ」と生きる希望や自信を失っても仕方ないと思いませんか?笑
特に大学時代の4年間は、それはそれは暗い時間でしたね。
公務員だ、大手企業だといっても、新聞やニュースを見ても、満員の通勤電車やインターンシップで働く人たちの様子を見ても、私にはどの道を選んだとしても、明るく希望を持って生きるイメージが沸きませんでした。
選ぶ道に優劣や偉い偉くないとか、生きるっていうのはそういうことじゃないんだってことは、もちろん今でこそわかるようになりました。
でも当時の私にはわからなかった。
年齢に関係なく、「おれは何をやってるんだろうか」と現在や未来に希望を持って生きていくイメージが持てない時、あなたはどうしますか?
何をしていいのか迷ってわからないなら、頭で考えずに、常識のリミッターやメンタルブロックをかけずに、心の向く方へ一歩踏み出してみることが大事かもしれません。
気楽にサッと動けばいい。
それが何であれ、支離滅裂でも理にかなってなくてもです。
たとえば、街を歩こうと思えば歩けばいいし、本を読もうと思えば読めばいいし、新しいビジネスを始めようと思うなら始めればいいし。
いつ方向転換したっていい。
どの道を選ぼうが、正解も不正解も、成功も失敗もない。
他と比較するものでもなく、ただそこに自分の人生があるだけ。
だから、あんまり難しく考えずに、恐れずに、制限をかけずに、あなたの心が向く方へ動きましょう。