労働力依存から脱却して、ビジネスを伸ばす「レバレッジ」の考え方。米起業界をつくったインド人大富豪の教え。

もしあなたがすでにビジネスをやっていて、もっと売上や利益を伸ばしたいと考えているなら、今日のメルマガは役立つと思います。

仮に、あなたが身一つで独立起業して、自分の営業力・専門知識・経験実績を武器として、営業やコンサルタントなどのビジネスをされているなら、、

おそらく年商2,000万〜5,000万円あたりで頭打ちが来るのではないでしょうか。なぜなら、あなた一人の労働力には限界があるからです。

仮に、あなたが社員スタッフを雇用して、あなたの代わりに営業やコンサルティングを任せているなら、年商は億を超えてくるでしょう。

しかし同時に、所帯が大きくなるにつれて、人を採用・育成・管理して組織を統率することの難しさを実感されるのではないでしょうか。

あなたのリーダーシップやマネジメント力に応じた事業成長の鈍化に直面するのではないでしょうか。

最近5年の私たちのクライアントには、コンサルティングや研修会社、士業事務所、代理店ビジネス、人材紹介派遣会社、システム受託開発・IT技術者派遣の業種が多数派です。

■インド人大富豪の教え

妄想空想でも良いので、考えてみてください。もし仮に、1年や2年、3年後までに、売上・利益を10倍にしなければならないとしたら、現在のあなたのビジネスモデルや戦略で実現できそうでしょうか。

今の米起業界をつくった男であり、インド人大富豪のナヴァル・ラヴィカント氏によれば、「レバレッジを効かせてインパクトを最大化すること」が、ビジネスをドカンを成長させる鍵。

レバレッジは、いわゆる「てこの原理」であり、小さな力で大きな力を生み出す、という意味です。

PROFIT ENGINEのコンセプト「社員数・働く時間を減らして、利益・顧客を増やす仕組み」にも合致しています。

ナヴァル・ラヴィカント氏の教えでは、ビジネスにおけるレバレッジは3種類あるとのこと。

(1)労働
(2)資本
(3)複製コストがゼロに近いプロダクト

■労働レバレッジ

労働レバレッジとは、あなたの代わりに誰かに働いてもらうこと。私たちのクライアントの9割は、「労働力」に依存するビジネスをやっており、労働レバレッジを効かせて、ビジネスを成長させようとしています。

しかし、ナヴァル・ラヴィカント氏は、労働は最古のレバレッジであり、現代社会で利用可能な全形態のレバレッジの中で最悪なものだと述べています。人を動かし、統率し、安定化させるのが、とんでもなく難しいからです。

また、日本経済の先行きを考えると、人材確保がますます難しくなる中、労働レバレッジ依存では伸びにくくなるでしょう。

■資本レバレッジ

資本レバレッジとは、あなたの代わりにお金に働いてもらうこと。不動産や株式へ投資をしてリターンを得るのと同様に、広告宣伝や販売促進などに投資をして、利益や顧客を増やしていくことです。

お金はとても簡単にビジネスをスケールする方法であり、資金運用のスキルがあれば、動かす人をどんどん増やすより、動かすお金をどんどん増やす方がずっと簡単です。

■複製コストがゼロに近いプロダクト

限界費用ほぼゼロで複製可能なプロダクトは、ビジネスを拡張する上で、最も重要なレバレッジです。

商品サービスが複製可能でないなら、あなたのビジネスは、あなた自身や社員スタッフの労働力に依存し続けることになるでしょう。商品サービスを複製するのに、追加コストがたくさん必要なら、投資資金効率という観点からもビジネスの成長は遅れるでしょう。

ナヴァル・ラヴィカント氏は、本やメディア、映画、プログラミングコードを例として挙げています。

たとえば、一度コードを書いてしまえば、あとは夜寝ている間もコードがせっせと働いてくれます。一度本を書いてしまえば、いくらでも複製可能であり、追加コストも実は驚くほど安いものです。

■ビジネス成長のレバレッジはどれか

最近5年の私たちのクライアントは、コンサルティングや研修会社、士業事務所、代理店ビジネス、人材紹介派遣会社、システム受託開発・IT技術者派遣、SaaS系ツールベンダーの業種が多数派です。

コンサルティング・研修会社・士業事務所が成長する鍵は、社員スタッフを増やす「労働」に依存しがちですが、「複製コストがゼロに近いプロダクト」というレバレッジを効かせることが最大のポイントでしょう。そこに「資本」のレバレッジを効かせて、ビジネスを拡張するという順番です。

代理店ビジネスが成長する鍵は、「複製コストがゼロに近いプロダクト」のように見えて、たとえば、求人広告やWeb広告のように「労働」に依存するモデルであることが多いです。「複製コストがゼロに近いプロダクト」を扱うか、少なくとも営業活動を労働に依存しない「売れる仕組み」に代替し、「資本」のレバレッジを効かせて、ビジネスを拡張するのが良いと思います。

人材紹介派遣会社は、最も難しいですね。求職者獲得も企業側へのセールスも、すべてが「労働」に依存するモデルだからです。私なら求職者獲得には「複製コストがゼロに近いプロダクト」の教育コンテンツまたはメディアを自前でつくるか、M&Aで手に入れるか。企業側には「売れる仕組み」で人海戦術に頼らない営業活動へのシフトを。そして、オンラインLiveまたは動画で、企業や求人の魅力を求職者側へ配信することによってマッチングさせるプラットフォームビジネスに変えるかもしれないですね。

■労働レバレッジ依存からの脱却

このように、日本の大多数のビジネスは、商品サービスをつくる・売るという活動の大半を、「労働」に依存しがちです。

3種類あるレバレッジのうちの「労働レバレッジ」を第一優先で考えがちなのです。

労働レバレッジが悪いわけではありません。しかし、今後もビジネスを成長させていくには、レバレッジの性質上、前途多難になりやすいというわけです。

(1)労働、(2)資本、(3)複製コストがゼロに近いプロダクト、の3種類のレバレッジがあることを忘れずに、どうすれば、労働レバレッジ依存から脱却できるかを考えてみてください。

もし業界に先駆けて、ゲームチェンジを仕掛けることができれば、一気にNO.1ポジションへの駆け上がれる可能性だってあると思いますよ。

私たちPROFIT ENGINEのコンセプト「売れる仕組み」は、「労働」依存から脱却して、「資本」「複製コストがゼロに近いプロダクト」の要素をうまく組み合わせて売るための方法を届けています。

本気でビジネスを伸ばしたい方はぜひ!