【億り人】元お笑い芸人・株式投資家の井村俊哉氏は、なぜ年収3万円から資産50億になれたのか。私たちのビジネスにも生かせる3つのポイント。

世の中には、統計学で言う「外れ値」のような、一般的や常識の枠を超えるような結果を出す人がいますよね。

もちろん、瞬間最大風速のように、一時の運や偶然によるものも多分にあります。

しかし、5年や10年、20年と時間軸を長めにとり、持続可能な成功や成長を実現している人からは、異分野でも何か学べるものがあるのではないか。

私たちPROFIT ENGINEの思想でもある「いかに長期安定成長ビジネスを築くか」という観点とも重なるわけです。

今日は、元お笑い芸人であり、現在は株式投資家の井村俊哉氏が、どうやって年収3万円から資産50億円になったのか。

彼が何を考え、日々何をやっているのか。考え方や行動習慣からヒントを探ります。

◾️年収3万円から資産50億に元お笑い芸人、井村俊哉氏とは

今では日本有数の個人投資家として知られる井村氏は、あのウォーレン・バフェット氏に極めて似ています。

彼の投資スタイルは「アルファ(超過収益)」を追求すること。「本源的価値から不合理に割安な銘柄」を見つけて、大きく投資することです。

価値ある銘柄なのに、半額に見えるものを狙い、集中投資するそうです。

スーパーでの買い物や外食といったささいな日常も、アルファの有無で決めるそう。大学卒業後にお笑いの道に飛び込んだのも、労力をかけなくとも、高いリターンがあると思ったから。

しかし、芸人の目論見は見事に外れたとのこと。「素質がない分、ほかの人たちよりもより多くコストを投下しないといけない。非常に便益が悪かった。」と。

井村氏は2011年に株式投資を開始、2013年にはアルバイトでためた100万円を原資に1,000万円の運用益をあげました。

2017年に芸人引退すると「おれには株式投資しかない」と覚悟を決めて、2018年には全資産の9割にあたる1億円を1銘柄へ突っ込み、資産5億円まで膨れ上がりました。

彼は、「無謀な賭けではない、妥協なき情報収集と終わりなき深堀りの成果です」と。

1日24時間、睡眠を除いて企業の分析に注ぎ、常時注視する銘柄は500〜600。決算など開示資料は全件チェック。

これらはすべて、平均的なリターンを上回る部分を獲得する、アルファ(超過収益)を見つけるため。

◾️私たちの売れる仕組みに応用できる3つのポイントは?

PROFIT ENGINEのメインテーマは、投資や資産形成ではありません。しかし、私たちのビジネス成長や売れる仕組みづくりについても、似たようなポイントがあると感じました。

1:大多数が見過ごしている価値を見つける

たとえば、郵送DMは素晴らしい投資対効果を発揮してくれるガラ空き&ボロ儲けチャネルです。

『月刊売れる仕組み戦略レポート』『売れる仕組み戦略会議』でも、実践事例とともに、これまでに何度もシェアしてきましたね。

新規の反響アポやセミナー集客のために、既存顧客に追加提案や販促キャンペーンを届けるために、私たちも日常的に郵送DMを活用しています。

Eメールの受信箱は毎日数十や数百と混雑していますよね?でも、オフィスや自宅の郵便受けは結構空いていると思いませんか?

大多数がオンラインやデジタル、DXに傾倒する中、米国ではダイレクトメール市場規模がここ数年、右肩上がりに伸びているそうですよ。

2:定点観測から変化や兆しを発見する

たとえば、儲かる新規事業や売れる商品サービスのアイデアも、定点観測するように、見るべきところを見続けていれば、発見しやすくなるものです。

井村氏が1日24時間をフルに銘柄分析に時間を投資するのと同じことかもしれません。

私の場合、毎日昼に1時間、散歩がてら近くの大型書店に行きます。

どんな本が平積みされているか、あらかじめ決めた雑誌の最新号の特集や見出しは何か、チェックします。

さらに、自分が決めた書棚を毎日見て、新たな市場ニーズや売れるコンセプトと出会うきっかけを、毎日の習慣や仕組みに組み込んでいます。

まぁ最も頼りになるのは、日常の顧客やクライアントとの定例MTGや会話ですけどね。顧客層の変化、新たな相談や要望の中から、アイデアやヒントをもらえます。

3:集中投資して一気に成長させる

井村氏が、アルファ(超過収益)を見つけて、価値あるのに割安な銘柄へ集中投資するのと同じように、私たちも突破口や成長ポイントへ全集中します。

マーケティングの教科書やMBAでは、マーケティングミックスやマルチチャネルが教えられます。「1」は最悪の数字だとも言われます。

しかし、そもそも「1」すら確立できていないなら、2も3もないと思いませんか?

大企業や大型資金調達でもしない限り、ビジネスを素早く伸ばしたい時、立て直さなければならない時に、人もお金も時間も、あれこれ散漫に分散している場合ではありません。

数字があっていない、ゲートが開いていないうちは、絶対に一か八かのギャンブルに出てはいけません。たいてい、失敗に終わりますからね。

逆に、地味なテストマーケティングと高速PDCAで数字と睨めっこしながら、「ここだ!」というポイントでは、ただ1点に全集中して全力でアクセルを踏み込む。

私たちの自社ブランドやクライアントが、ある一時期に、急激に倍速成長するのは、そういうワケです。

以上、今日は元お笑い芸人であり、株式投資家の井村俊哉氏から、ビジネスや売れる仕組みづくりに通ずるヒントをシェアしました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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