中小企業には優秀な即戦力人材は来ない?フリーランス人材活用という選択。優秀なフリーランスを確保する仕組みを作ろう。
「中小企業には優秀な即戦力人材は来ない」
これは私が以前から言っていることですが、別にディスっているわけでも、悲観的であるわけでもありません。
うちの会社を含めて、大半の中小企業には人材側から見て、他にはない魅力なんてほとんどありません。良い人材側から見れば、選ぶ理由なんてほとんどないと考えるべきです。
また、運よく正社員で雇用できても、働く環境に大した魅力はないと考えるべきです。
だからダメだという意味ではなく、現実と向き合いながらも、どうすれば事業を伸ばしていけるかを考えれば、フリーランス人材をいかにうまく活用するかは、人口減少時代の日本において重要な課題なんじゃないかと私は思うんです。
■フリーランス人材活用という選択
私のクライアントに営業職のフリーランス人材活用を提案している会社があります。
「会社員を辞めてフリーランスになりたい」「自分の経験や実績を生かして副業を始めたい」というニーズはものすごく、フリーランス人材側からの新規登録者が殺到しています。
同時に、企業側にとっても、正社員で雇用するよりもリスクが低く、成果報酬型のためコストコントロールもしやすく、業務要件も明確なので、メリットを感じているようです。
うちの会社が運営しているマーケター起業実践会『MARKETING GEAR(マーケティング・ギア)』も、コンセプトは同じです。
web広告運用やオウンドメディア構築、SEO記事執筆、SNSアカウント運用、LP制作、ホワイトペーパー制作、メルマガ原稿作成、動画制作、郵送ダイレクトメール制作など、売上や利益、顧客獲得や維持にまつわるマーケティング実務は非常に多岐に渡ります。
さらには、個別制作や実務だけでなく、売れる仕組みの設計力・構築力・運用力も必要です。
■多様な働き方市場に対応できるか
しかし、成果に直結する重要業務にも関わらず、大半の中小企業内にはマーケター人材がほぼいませんし、採用したくてもほとんど応募も来ません。
一方、非常に稀有ですが、プロと呼べるレベルのマーケター人材は存在します。
彼ら彼女らは、自分の知識やスキル、経験、実績を武器に、会社員としてではなく、フリーランスとして活躍できる場を求める人がとても多いのが特徴です。
そして同時に、さらなる成長や成果のために知識UP・スキルUPにも貪欲です。
『MARKETING GEAR(マーケティング・ギア)』は、そんなマーケターたちが独立起業して活躍できるチャンスをつかむ方法、変化の激しい時代に取り残されない知識UP・スキルUPのリソースを提供しながら、企業向けにはマーケター人材活用、マーケターチーム活用を事業成長のためのソリューションとして提案しています。
双方からの引き合いは、想像以上に多いです。
■採用領域でもフリーランスが活躍
営業やマーケティング領域だけではありません。人事・採用領域でもフリーランス人材の活用は進んでいるようです。
とあるクライアントに教えてもらったのですが、人事プロパートナーズとCORNERの2社が最近伸びているようですね。
具体的な数字はオープンにできませんが、スカウトメールの原稿作成・配信、ダイレクトリクルーティングの仕組み設計など、現場の採用業務を任せられる人材を求める企業に対して、経験十分なフリーランス人材をマッチングさせています。
人材側からも企業側からも、問合せが殺到しているそうです。
■優秀なフリーランスを確保する仕組み
今日ご紹介したような営業やマーケティング、人材採用という業績直結の領域でも、優秀なフリーランス人材の活用は、今後ますます中小企業の成長戦略に欠かせない視点だと思います。
うちの会社でも、メンバーの9割以上がフリーランスであり、全員がマーケティングやセールスライティングのエキスパートたちです。
『MARKETING GEAR(マーケティング・ギア)』のコンペやクライアント実務などを通して、優れた実績を残したメンバーたちが選ばれます。
そして、自社ブランド・事業部のコアメンバーになって、高額報酬やインセンティブを得ることができる仕組みです。
あなたの会社でも、どうすれば優秀なフリーランス人材を惹き寄せることができるか、考えてみてくださいね。