一点突破

「1は最悪の数字」

これは世界的に有名なダイレクトマーケティングの権威の言葉。

顧客やクライアントが1社だけ、新規獲得のための営業やマーケティング方法が1つだけなど。

あなたのビジネスを支える柱がたった1本だけなら、その1つの柱がポキっと折れてしまったらビジネスはまわらなくなる。

だから多くの顧客、多くの手段をいろいろ持っておいて、リスクを分散し、安定や成長を実現していくべきだ、と。

簡単に言うと、そういう教えです。

確かに納得ではあるのですが、新規営業やマーケティングに限って言えば、それ以前の段階にいる会社や個人の方が実は結構多いんじゃないかと最近感じています。

つまり、1本の柱すらも確立できていない状態です。

いまの時代は情報が溢れていますから、誰かに話を聞き、本を読み、YouTubeを見て、講座を受け、隣近所を見回すほど、あれもこれもやらなきゃといろんな手段や方法をやらなくちゃと混乱しているのかもしれません。

その結果、どれも少しやってはあきらめて、ちょっと手をつけてはいつの間にかやらなくなり。

結局、どの1つすらもビジネスを支える柱には育たないまま、漂流してしまっている状態ではないでしょうか。

1回2回でサクッと簡単に結果が出ることは少なく、1つの手段や1つのロードマップを一度やると決めたら、その1つ1つを一定の期間や予算を決めて、集中探求することが大事です。

一気に3本や5本、10本をつくろうとせずに、柱を1本ずつ確実に勝ち筋に育てていく感覚の方がうまくいくと思いますよ。

まず、たった1つだとしても、あなたの売れる仕組み、あなたの勝ちパターンを構築する。

たった1つを確立するだけで、売上や利益、収入はあっという間に伸びますから。