金融機関からの借入に頼るな!一般的な中小企業やスモールビジネスが借入をしなければ立ち上がらない、回らないのはおかしい。

2022年度の第2次補正予算案。

29兆円規模の歳出の8割、22.8兆円を国債の増発、つまり「借金」で賄うことがわかりました。過去最大68.3兆円の税収を見込む一方で、歳出をカバーできない状況が続きます。経済対策のたびに予算が膨らみ、先進国の中でも財政状況の悪化は際立っています。

これは日本という国、政府の財政の話ですが、私たち個人に置き換えればどうでしょうか。

毎日仕事をしていて、役員報酬や給料、配当収入などを受け取っているが、生活支出がそれらをはるか上回る状態。

「日々の生活を支えるためには」「周りの同僚やライバルに遅れを取らないためには」と家計赤字や自己を正当化したくなるかもしれません。

あるいは、会社に置き換えればどうでしょうか。

たとえば、会社の立て直しを図りたい時や新たに事業を始めたい時、金融機関からの借入に頼るのは、会社経営する上で”常識”だと思われるかもしれません。

もちろん社長それぞれに方針や価値観、考え方があり、画一的に正解不正解を語れるものではないと思います。

しかし、日本や世界を変えるような先進的なスタートアップの資金調達でもない限り、一般的な中小企業やスモールビジネスが借入をしなければ立ち上がらない、回らないというのは、私にはやや違和感を覚えます。

テストマーケティングの結果、確からしい数字やKPIの見通しが立ち、ビジネス成長にブーストをかけるための借入ならわかりますけどね。

たとえば、売れる仕組み戦略レポートSales Promotion編の2022年9月号で解説した『私信風DM』は、紙に印刷されたセールスレターを送付して、社長・決裁者アポを獲得するという極めて古臭い方法です。

私たち自身は私信風DMで、広告宣伝投資125万円から売上5億円以上(粗利率97%以上)を得てきました。

私たちのクライアントである求人広告代理店やIR業務支援ツール会社、営業研修会社、障害者雇用支援会社、建設業専門の採用支援会社、マネジメント研修会社など、販促予算が極めて少なく、社内マーケターもほとんどいない場合でも、高いROASを達成し続けています。

BtoBや経営者向けビジネスの新規立ち上げや、新商品サービスのテストセールスの実施にも向いています。

あるいは、売れる仕組み戦略レポートMarketing Strategy編の2022年11月号で解説する『顧客資産レバレッジ戦略』。

既存事業を通じてすでに蓄積してきた顧客資産に”5つの方法”でレバレッジを効かせるものです。

その結果、ほとんどお金をかけなくても新規問合せ・新規顧客を増やしたり、すでに獲得した見込客を顧客化したり、市場認知を広げたり、Web広告の集客パフォーマンスを劇的に改善したりできます。

私たちのクライアントである財務コンサル会社は、コロナで会場集合型セミナーに集客できず、開催すらできない崖っぷちに立たされていました。

しかし顧客資産レバレッジ戦略の1つを活用しただけで、わずか3日で危機脱出の算段が立ち、ビジネスを成長軌道へと戻しました。

私は社長・マーケターの端くれですが、金融機関から借入をしたことが一度もありません。必要性に迫られたことがないからです。

小心者・臆病者なもので、良い借金・悪い借金の違いは頭では理解しているのですが、そもそも「借金がある状態」がメンタルに及ぼす悪影響を自分が許容できる人間とは思えないんですよね。

それに、PROFIT ENGINEでシェアしているような「売れる仕組みをつくる戦略と技術」さえあれば、金融機関からの借入なんかしなくても、いつどこからでもビジネスは始められるし、伸ばせるし、挽回だってできる。

そう信じてずっとやってきましたし、過去19年の経験上、かなり確信を持っています。

金融機関からの借入がすべて悪いわけじゃないと思います。

でも、私が知っている「売れる仕組みをつくる戦略と技術」をもっともっとあなたに伝えることで、あなたのビジネスがもっと自由に羽ばたくお手伝いができるんじゃないかと思っています。