"こいつに仕事を頼んでみよう"と思われるには?

自分と同じような専門領域や分野に、先行者・圧倒的強者がいるなら、ごく普通の中小企業や個人サイズのビジネスに割って入るスキなんて残っているのかと、自信を失くしそうになりませんか?
私も以前はそう思っていました。八方塞がりじゃないか、と。
たとえば、雑誌広告代理店のフルコミ営業を卒業し、22歳そこそこでテレアポの研修トレーナーとして起業しました。その後は、ご縁いただいたクライアントの無茶振りになんとか応えたいと思ううちに、現場での1to1セールスから飛び道具を駆使したマーケティング、そして売れる仕組みづくり、事業づくりへと道を歩んできました。
テレアポの研修トレーナーを始めた時から、25歳で初めて受験教育ビジネスをゼロからつくった時も、クライアントの売れる仕組みづくりを支援している現在まで、私がやることにはいつでも、先行者や強いプレーヤーがいました。
もし本当にチャンスがないなら、私にテレアポや新人研修を依頼するクライアントなんかいなかったはずです。BtoBビジネスの売れる仕組みづくりも、コンサルや研修、代行を相談してくれるクライアントなんて見つかりませんよね。
東証プライムやグロース上場する企業なら、基本的なマーケティングなんて、もうとっくにやっていると思いますよね?仮にマーケが弱かったとしても、社内にマーケターチームをつくるのも、代理店や外注チームに依頼するのも、もっと信頼性の高いパートナー会社が簡単に見つかるはずだと思いませんか?いくらでも代わりの選択肢があったでしょう。
でも現実には、これまで200社以上のクライアントが「こいつに頼んでみよう」と経営判断したわけです。なぜだと思いますか?
それは「知っている人だから」ではないでしょうか?
あなたの顔を知っている、あなたがどんな努力や挑戦をしているか知っている、あなたがどんな成功や失敗を経験したか知っている、あなたが今どこにいるか知っている、あなたが日々何を学んでいるか知っている、あなたのビジネスに賭ける想いや情熱を知っている...
たとえ比較対象に先行者や強いプレーヤーがいたとしても、たいていの場合、人は会社を信用するというよりも、目の前の人間が信用できるかを見る、ということです。
そして、信用とは要するに、あなたのことをどれだけ「頻繁に」「深く」知ってもらえているか、です。
その信用は、直接対面だけでなく、Web上や郵送物での発信を通して蓄積することもできます。
頻繁に深く知ってもらえた分だけ、あなたは他と比較されにくくなります。ご指名で選ばれやすくなるというわけです。
だから、先行者や強いプレーヤーが「人間」を全面に出していないなら、社長や社員スタッフを積極的に表へさらけ出してセールスやマーケティングを仕掛けていないなら、間違いなく勝機はあると思いませんか?
表へ出て、人間で勝負しましょう。