世界20カ国が「スタートアップ・ビザ」で優秀な起業家を誘致!起業しやすさランキング世界NO.1は?

起業家人材、IT分野で革新をもたらす人材の争奪戦に、各国がしのぎを削っています。ニュージーランド移民局では、2017年から「グローバル・インパクト・ビザ」を試験運用しています。社会を変えるアイデアを持ち、英語能力や資金約300万円などの条件を満たす人材を、自国に引き込もうという狙いです。

次世代農業、宇宙産業、ウェルビーイング、教育格差是正などの8つの分野について、審査に合格した起業家や投資家、最大400名に3年間の就労ビザを与える仕組みです。個人だけでなく、チームでの申請も可能。3年後には永住権も申請できます。これまでに、150名以上がすでに制度を利用してきました。

2020年には、ニュージーランドは世界銀行による国別の起業しやすさランキングで世界NO.1となっています。

ハイレベルな起業家たちを誘致する動きは、各国で活発になっており、類似の「スタートアップ・ビザ」は欧州や南米を中心に約20ヵ国が導入しています。

社会に革新をもたらす人材を集めようとするのは、国だけではありません。企業も同じです。

日本の99.7%を占める中小企業では、新型コロナをはじめ市場環境の変化に対応するために、あるいは既存事業の立て直しや新規事業の立ち上げのために、優秀な起業家やリーダー、マーケターを自社へ引き込もうと人材獲得競争をくり広げています。

たとえば、私たちのクライアントに地方で人材紹介・派遣事業をやっている会社があるのですが、社内にマーケター不在のため、新規開拓でも人材獲得でも従来のやり方から脱却できず、属人的でマンパワー依存からの脱却が進んでいませんでした。

求人広告を出して、マーケター人材を採用しようと試みましたが、なかなか該当する人材は稀有です。

結局は私たちと一緒に『BtoBマーケター養成ギプス』に取り組み、すでにいる社内人材をマーケターにゼロから鍛え上げるという道を選択しました。

国が革新的な起業家を喉から手が出るほど欲しいように、企業も事業統括や売れる仕組みづくりを推進できる人材が欲しいのは、本質的には同じことですね。

たとえば、私たちは自社ブランドも次々とローンチしていますし、クライアントの売れる仕組みづくりのサポートもしています。どうやってマーケター人材を集めているのか。それは、『マーケティング・ギア』というスクール運営です。

セールスライターやマーケターとして独立起業を目指している人たち向けの教育講座や会員サービスを提供しています。そして、スクールの受講生の中から、「おっ、この人は!」と思う人に個別に声をかけるわけです。

人材側も講座などを通じて、私たちが何を目指しているのか、どんな価値観を持って働いているのかをシェアしていますから、アンマッチにもなりにくい仕組みです。しかも、正社員採用ではなく、業務委託契約を結び、フリーランス採用をします。人材側にとっても自由を損なわれることなく、雇用する側もリスクを抑えられます。

そして、成果とも連動させながら、他では得られないほど圧倒的に気前良く報酬を払います。一番稼いでいるメンバーは、年収2,500万円ほど。・・・というのは、あくまでも私たちの一例です。

隣近所の会社と同じやり方をしていて、私たち中小ビジネスに優秀な人材が来ると期待する方がおかしいと思いませんか?笑 来るはずないですよね?

あなたの会社では、どうやって優秀な人材を確保するために、独自の仕組みをつくるでしょうか。一考の価値がありそうですね。