ドクター中松の秘密。発明アイデアは日常体験や人間観察の中に。

ドクター中松氏。彼の突飛な言動は常人には理解不能です。

でも、彼が携わった数々の発明を見ると、やはり天才... かもしれません笑

発明ではなくとも、突飛なアイデアは、マーケティングや商品企画にはやはり必要です。どうしても、ありきたりで平凡なものに落ち着きがちですからね。

あなたも新商品の企画アイデアに煮詰まる時、ありませんか?プロモーションのコンセプト作りがちっちゃくまとまって面白くない時、ありますよね?

そんな時は、ドクター中松氏の発明歴を振り返ってみてはいかがでしょうか。

あなたの脳に刺激を与え、新たな答えを導き出してくれるかもしれません。商品のネーミングを考えるヒントにもなるかもしれませんよ。

今日は、ドクター中松氏の発明をいくつか見てみましょう。(真偽の怪しいものも含めて...笑)

◾️ドクター中松のおもしろ発明5選

1)灯油ポンプ

彼は1942年の中学生時代に、一升瓶に入った醤油を苦労して醤油差しに移し替える母親を見て「醤油チュルチュル」という手動ポンプを考案しました。

これが後の灯油ポンプになったと彼は主張しています。1947年にこれを「サイフォン」の名で実用新案に出願し、1949年に登録されました。

ゴム球を使った手動ポンプ自体は、1907年に「生花水吸取器」として出願されて既に登録されていました。

しかし、彼の「サイフォン」は現在の灯油ポンプとほぼ同じ形状で、逆止弁が付いていて、サイフォンの原理によりポンプを止めても移動を続ける点も現在のものと共通しています。

2)ハイドロジェン・オン・デマンド

燃料電池用の水素の精製法の一つ。水に水素化ホウ素ナトリウムを混ぜて、金属触媒によって水素を取り出す技術です。

2006年にドクター中松氏が発明して特許を取得したとされますが、該当する特許は確認できていません笑

この技術自体は以前から各所で研究されており、「HYDROGEN ON DEMAND(HOD)」という名称も、アメリカで2004年に登録されたMillennium Cell, Inc.の商標だそうです。

3)ラブジェット

ドクター中松氏が発明した「セックス方程式」に基づき、開発された性感度が3倍になるとされる香水。

男女共用で若返り効果もあるとされています。商品のネーミングが天才的ですね笑

4)スマ手

スマートフォンを固定できるポケットが付いた左手用グローブ。

常に左手甲にスマートフォンを固定することができ、使用時に取り出す手間が省け、置き忘れ防止効果があるとしています。

5)リボディ理論

ドクター中松氏は、食事を二食、一食と減らして自身の体調の変化を観察し、一食の時に調子が良かったことをきっかけに、「リボディ」という健康法を思いつきました。

一日一食主義をはじめとして、体によい五十五品目の摂取、ビタミンBやC、D、亜鉛といった栄養素の重要性、調理器具の正しい選択、強い精神の鍛錬、心地よい睡眠など。

実践すれば144歳まで生きられるとしています。

◾️アイデアは体験や人間観察の中に

・・このように、発明や特許の真偽はともかく、私たちが商品やマーケティングの企画アイデアを発想するヒントになるかもしれませんね。

発明のほとんどが、日常生活の中にすでに起きている自身の体験や人間観察からヒントを得ていることもわかります。

商品やマーケティングのアイデア、新しいビジネスチャンスは、なにもない状態から生み出すものではなく、すでに身の回りに溢れかえっています。

それをもとに、どのようにアレンジを効かせるか。

ドクター中松氏の方法はかなり独創的ですが、いずれにしても「問題解決思考」で発明をしていますね。

「自分の発明はすべて成功している」という理由はなんですか?という取材での問いに、ドクター中松氏は「成功するまで絶対にギブアップしないから」と答えています。

私たちもしぶとくいきましょう!笑