邪念を捨て去れ!集中してやりきる、期限までに完徹できたという経験の蓄積が自信になる

BtoBマーケティングの仕組みづくりの一環で、オウンドメディアを立ち上げようとしているクライアントがいます。老舗の印刷会社です。ちょうど6月、社長&社員3名の皆さんが、総務DXをテーマとする5,000字の記事を執筆しているところです。

私がオウンドメディア全体の設計をして、キーワード調査をしてタイトルを決め、それに合わせたアウトライン(目次)を各々に資料や文献を調べながら組み立てました。

そして、さぁいよいよ記事原稿の執筆という段階です。しかし、普段なかなか文章を書き慣れていないため、なかなかに苦労しているようです。

「こんなアウトラインで大丈夫か」「変な文章を書いてしまっていないか」と気になってしまって、テンポ良く手が進みません。

あなたの会社でも似たような状況はありませんか?新しいことに取り組むとき、あれこれと気になってしまって、心配で手が止まったり躊躇してしまってりしませんか?

提出期限も迫ってきていたため、私は3つのアドバイスをしました。

(1)記事執筆にかける時間を見積もる

タスク一つひとつにかける時間を明確に決めましょう。過去にやったことがない仕事であっても、です。仮の目安でも構わないので決めることです。

たとえば、「2時間で5,000字の記事を書く」と決めるのです。何時間や何分が正解とか、隣の人より時間がかかっている・かかっていないとか、どうでもいいことです。

自分で自分の仕事にどれだけの時間を使うのかを決めましょう。

(2)時間内にやりきる環境をつくる

集中力を要する仕事、アウトプットする仕事は、片手間では時間内に完結できません。2時間で5,000字を書くと決めたなら、2時間は記事執筆のことだけに集中しなければ、時間内に終わりません。

電話にも出ないし、メールやチャットにも対応しません。一切の邪魔は排除しましょう。100%集中せざるを得ない環境をどうやって作るかがポイントです。

誰も用意してくれませんよ。自分で自分の生産性を守るのです。

(3)振り返りや反省はやりきってから

時間内にやると決めた仕事をやりきるためには、途中でくよくよと悩んだり、心配したり、後戻りしたりしている時間はありません。振り返りは、やりきった後、実行した後にしてください。

2時間で5,000字を書くと決めたなら、たとえ出来が100点中30点であっても、まずはやりきることです。

途中でいちいち振り返ったり、もっと良い方法があるんじゃないかといつまでも熟慮検討ばかりで完徹しなかったり、というのはダメです。たとえクオリティが低くても、完了した仕事が30点であっても、完了していない仕事は0点ですからね。

間違えたくない、失敗したくない、恥ずかしい思いをしたくない。こういう心理は誰にでもあるものですが、負け犬、逃げ腰、臆病者マインドを今すぐ捨て去って、集中してやりきりましょう。

集中してやりきった、期限までに完徹できたという経験の蓄積が、一人ひとりの自信になりますから。