『勝負師の条件』同じ環境・同じ条件でも卓越できる人と平凡で終わる人の決定的な違いとは。

昨日は元プルデンシャル生命のトップセールスの方からお話しを伺いました。

30歳なのですが、ものすごく波瀾万丈な人生を送っていて、思考が深く、人との繋がりや信頼関係をとても大切にされている魅力的な人です。

事業に失敗して借金を抱えた過去を持ち、またその逆境・苦境を微塵も感じさせない強さとバイタリティ、突破力のある人です。

現在は、私たちが売れる仕組みづくりをサポートしているベンチャー企業で、トップセールスとして数字をあげまくっています。

ちょっと、考えてみてください。

あなたは、同じ環境や同じ条件の中でも、卓越した成果をあげられる人と平凡な成果しかあげられない人とでは、いったい何が違うと思いますか?何がその違いを生み出していると思いますか?

たとえば、同じ会社の中で働いていても、売れる営業と売れない営業がいるのはなぜか。同じような事業を始めても、業績を伸ばす会社と伸び悩む会社があるのはなぜか。

今日は私が見つけた”違いをもたらす違い”を2つシェアしたいと思います。

◾️目的意識と集中力

自分が何をしたいのか、何を達成したいのかを明確にしているでしょうか?

以前、Google式・目標達成の技術「OKR」について解説しましたね。

あれこれ追うのではなく、たった1つの最重要なObjectives(目的)とKey Results(主要な達成指標)だけに全集中することです。

確かに、元プルでトップセールスの彼は、朝7時から夜25時まで、起きている時間の1分1秒を文字通りすべて一点集中しています。

お客さんに電話する、アポを入れる、商談後フォローをする、チームメンバーを個別指導する、ランチの時間もランチアポにする、夜の食事も交流会に出かけて出会いをつくる。

営業成果をあげるために自分にできることを24時間365日考えている感じです。本当にやるべきことだけに全集中しています。

大谷翔平選手が同じ野球というスポーツの中でも卓越しているのは、野球だけに全集中していることが一つの要素かもしれません。

卓越した結果を出せる会社や人は、目的が明確であり、一心不乱に集中していることが共通項のように思います。

◾️努力と忍耐力

同じ環境や同じ条件の中でも伸びる会社、成果をあげ続ける人は、継続的な努力をあたり前にやっています。

努力を努力だと思っていない感覚です。呼吸をするがごとく、あたり前に学び続け、あたり前にやるべきことをやり続けます。

そして、失敗や挫折を乗り越えるための忍耐力も、なにかとてつもない我慢や苦痛に耐えるというイメージではありません。

目的や目標を達成していく途中には当然にあることだと、最初からわかっているような感じです。

むしろ、失敗や挫折であきらめるのではなく、その後に大きく飛躍するチャンスだと捉えています。

サッカーの本田圭佑選手も、失敗や逆境はチャンスであると話していますね。

野球の大谷翔平選手も、二刀流は無理だと言われたり、大小の怪我を何度もしたりと順風満帆ではありませんが、だからと言って自分はダメだとか、諦めようかとは考えません。

目的・目標へ進んでいく道の途中であり、達成までには時差があることを知っているんですよね。

◾️今日伝えたかったこと

つまり、今日伝えたかったこと、私自身が改めて学んだことは、、

あれこれ目移りして散漫になったり、ブレたり振り回されたりせずに、自分やビジネスにとっての最重要な目的や指標に全集中すること。

そして、目標や目的が大きければ大きいほど、その実現や達成までには時差があり、途中の道のりには紆余曲折のイベントがあるものだということ。

近視眼的なものの見方ではなく、長期的で俯瞰した視点で人生やビジネスを捉えることが大事なのだと思います。

あの会社は特別、あの人はスゴいと憧れるだけでなく、私たちもやりましょうね!