大手競合が参入!あなたはどうする?市場成長期・成熟期に商品サービスを差別化する3つの視点。

資金力が豊富な大手競合が参入してきたら、類似商品サービスが増えてきたら、、、あなたはどうしますか?同じ土俵で真っ向勝負しますか?それとも?

「商品サービスの差別化が難しい」
「なかなか売れない、新規開拓できない」

そんな社長からのご相談が多いので、今日はそんな現状を打破するためのヒントをシェアしたいと思います。

◾️店舗集客ツール開発会社のエピソード

私のクライアントに、店舗集客ツールを自社開発している会社があります。

いわゆるGoogleマイビジネス集客、Googleマップ集客、MEO対策とか言われる集客を効率よくできるツールなんですね。店舗ビジネスをやっている方なら、きっと馴染みがあるでしょう。

ちょっと前に、Googleビジネスプロフィールっていうふうに名称が変わったみたいですけどね。

私のクライアントは、かなり黎明期からツール提供をスタートしていた先進的な会社で、プロダクトもスタッフの皆さんも素晴らしいです。

ただ、ここ数年は競合も増えてきて、canlyやMEO Dash!など、もともと資金力があったり、大型の資金調達をしたような強いプレーヤーが参入してきました。

Web広告からの新規集客も苦戦していて、ほとんど問合せがなくなってしまった状況なんです。私がご相談をいただいたのは、そういうタイミングでした。

正直、私は資金力が豊富な大手競合と同じ土俵で真っ向勝負するのは、かなり厳しいと思っています。

たとえば、Googleリスティング広告の検索KWもどんどん単価が上がっていて、大手に占有されてしまっています。可能性はゼロではありませんが、ツール販売のガチンコ勝負はなるべく避けたいと考えました。

◾️市場成長期・成熟期の差別化戦略

競合類似商品サービスが増えてきた時、差別化する方法は3つあります。

(1)ターゲットを絞り込む方法

店舗全般、ではなく、美容室専門やペットのトリミングサロン専門など、専門性をつくることです。

ちなみに、私たちPROFIT ENGINEが毎月発行している『売れる仕組み戦略レポート』の場合、BtoBや経営者向けビジネスをされている社長・事業責任者・マーケ担当が主な対象です。

(2)商品サービスにエッジを効かせる方法

商品サービスの特徴・ラインナップを増やしたり、逆に削ぎ落として推しポイントだけに減らす方法です。

ただし、商品サービスに改良や変更、エッジを効かせるのは、顧客目線から外れた方向へ行ってしまうと、的はずれで売れなくなるだけなので注意が必要です。

(3)人間・パーソナリティを推す方法

同じ人間は世界に二人といませんからね。あなた自身や社員スタッフが前に出て発信活動をすることで、市場や顧客は、他とは違う存在だとみなしてくれる可能性があります。

仮に、同じターゲット、同じ商品サービスだとしても、です。

世の中には情報や選択肢で溢れすぎているため、大多数の会社も人もぜんぶを調べ尽くして、比較して、合理的な判断をしている時間もエネルギーもありません。

だから、”相手が欲しいと思った時に、たまたま目の前にいる・思い出してもらえる”ということが、非常に重要なんですよね。

◾️店舗集客ツール開発会社が選んだ道

3つのうち、私が中小企業やスモールビジネスに一番おすすめなのは、3つ目「人間・パーソナリティを推す方法」です。

私のクライアント、店舗集客ツールを自社開発している会社も、社長は最初はすごく嫌がっていましたが、腹を決めて発信活動を始めましたよ。

たとえば、、「店舗集客攻略ガイドブック」を制作して、PDFダウンロードのページに社長の自己紹介動画を載せたり。店舗ビジネスのweb集客に役立つコンテンツを、社長やマネージャーが週1LIVE配信で届けるFacebookグループを開設したり。社長や社員スタッフが顔出しで、お役立ちコラムを毎日メルマガ発信することも始めたり。

私がお手伝いを始めてちょうど1年経過しますが、月間新規問合せ数は30倍以上に増え、SaaSモデルでストック収益を着々と積み上げています。

まぁ、30倍といっても、もともとが非常に反響少なかったですし、Web広告投資を徐々に増やしていっての結果なので、言うほどスゴい数字ではないんですけどね。

でも、社長にも本当に喜んでもらえて、私も嬉しい限りです。先日はご褒美に、ミシュラン三つ星の麻布かどわきに連れていってもらいました!トリュフご飯、めちゃくちゃ美味しかったです笑

ぜひ、あなたのビジネスでも差別化、他との違いを演出する視点を取り入れてみてくださいね。

今日も楽しくがんばろう!