無能には、無能の戦い方がある... 有能で前向きで資質を持っている人に潔く任せてしまうほうがうまくいく
「すべての仕事を自分で抱え込むのは、あなたの時間を浪費していることにほかならない。」by ウォーレン・バフェット
私は20歳の頃から長い間、自分自身がセールスやマーケの腕を磨くことで生き残ってきました。クライアントのご支援をしたり、自社の事業ブランドをつくったり、いくつかの事業を売却したり。
一方で、自分の腕を磨くと同時に、私は「身の程を知る」という体験も存分に味わってきたように思います。それは、学生時代から染み付いた自己肯定感に起因するのかもしれません。
右を見ても、左を見ても、どっちを見てもスゴい奴ばかり。もちろん彼ら彼女らも、とてつもない努力を積み重ねて一流やトップを目指しています。私は自分自身の能力だけでなく、我慢や忍耐もあるとは思えません。
何をやっても、中途半端。
だから、自分の腕を磨くことで、実現できることなど知れている。良い意味で、諦めているわけです。
でも、だからと言って、、ビジネスを通じて社会や人々の役に立てないわけではありません。
無能には、無能の戦い方がある...
自分の限りある時間を投資して、中途半端な知識や経験、スキル習得にビジネスの成否を委ねるよりも、有能で前向きで資質を持っている人に潔く任せてしまうほうがうまくいく。彼ら彼女らが学び、成長し、活躍する環境整備に取り組む方がうまくいく。
改めて、そんなことを考えています。
もしあなたが「任せる」のが苦手なら、、「自分でやる方が早い」と考えがちなら、、「自分はアーキテクトなのだ」と切り替えてみてはいかがでしょうか。
建築業界で言えば、建築士や設計士。足場を組んだり、基礎を固めたり、重機に乗り込んで動かしたりするのはアーキテクトの仕事ではありません。
各分野の専門技術者や職人、現場作業員が能力を発揮する仕事です。たとえ、小規模な現場であっても。
つまり、私たちの仕事は、、社会や地域、顧客の意向を把握して、ニーズに応えるビジネスモデルを組み、売れる仕組みの全体設計を見える化し、構築工程・運用の基本ルーティンを組み、最もうまくやってくれる人に任せて、彼らの活躍や成長を応援することです。
あなたはビジネスモデルや売れる仕組みを、誰よりも全体理解している必要はあるものの、すべてをあなたがうまくやれる必要はない。 、、ということではないでしょうか。
あなたの役割は、アーキテクト。現場で活躍するプレーヤーではない。
もしあなたがハンズオンで何か特定の業務を担っているなら、あなたの役割にマッチしていないので、7日以内に素早く手放しましょう。