【私たちがSEO記事を書かない理由】SEO記事とナーチャリング記事の違いは?売れる仕組みづくりの基本方針と記事コンテンツの役割とは。

SEO記事とナーチャリング記事の違い、何かわかりますか?

よくごっちゃになっている場合があるので注意しておきましょう。

これは、先日の『実践マーケター養成ギプス』2時間拡大版のテーマでもありました。

ナーチャリング記事の企画立案から原稿執筆まで。ChatGPTも活用しながら、一般情報の寄せ集めではない、「売れる記事」を1人1本ずつスピードライティングしましたよ。

今日は、その内容の一部をシェアしたいと思います。

◾️SEOとナーチャリングの決定的な違い

さて、まずはSEO記事とは何か。

SEO記事とは、GoogleやYahoo、Bingなどの検索エンジンで上位表示されるような教科書的で体系的な情報量満点のWeb記事です。

自然検索(オーガニック)からWebサイトへの訪問者数を増やすことが目的です。

SEO対策は、昔からハック的なワザがあれこれ登場しては消え、登場しては消え。検索エンジンのアルゴリズムを、あーじゃないか、こーじゃないかと推論しながら。

最終的にはユーザーが欲しい情報にわかりやすく応える記事、SNSやニュースサイトなどWeb上で多くのユーザーが閲覧・話題にするような記事を作成・更新していくことに行き着きます。

一方、ナーチャリング記事とは何か。

ナーチャリングとは、見込客育成や見込客教育とも言われます。

簡単に言えば、すでにWeb広告などで獲得したリード(見込客)を、ウェビナーや個別商談、購入手続き、契約申込へと誘導することが目的です。

コンテンツ形態は、必ずしも記事である必要はありません。動画やLive配信、SNS投稿でもOKです。

ただし、ナーチャリング記事などのコンテンツは、待っているだけでは気づいてもらえません。

リード獲得ではたいていメールアドレスやLINE情報を取得しているため、メルマガやLINEで見てもらえるように配信やプッシュ通知を送る必要があります。

◾️SEOは新規集客ナーチャリングは見込客の動機付け

つまり、SEO記事は、まだ接点のない新規集客、リード獲得を目的として、新規アクセスを集めるための上位表示が目的です。

それに対して、ナーチャリング記事は、すでに獲得した見込客の問題解決意欲を高めて、「あなたに相談したい、もっと詳しい話を聞きたい、商品サービスを欲しい」と行動を起こしてもらうことが目的です。

目的が違うのですから、記事の企画や構成の組み方も違いますよね。

もちろんナーチャリング記事は、商品サービスの宣伝ばかりするわけではありませんが、売りに繋がる記事でなければいけないのです。

なお、一般的なブログ記事も、またちょっと別物です。

ブログ記事は、価値観や日常エピソードを写真や動画とともにシェアすることで、親近感や信頼感を醸造することが主な狙いです。つまり、ブランディングを目的としているのです。

◾️私たちがSEO記事を書かない理由(絶対に)

個人の趣味やお小遣い稼ぎなら良いかもしれませんが、私たちがやっているのはビジネスであり、事業ですよね?

それなら、時間や手間工数をかけた結果の数字の見通しがほぼ全く立たない施策を、少なくとも優先すべき施策とは考えにくいのではありませんか?

PROFIT ENGINEの推奨する売れる仕組みづくりの方針では、新規集客やリード獲得はWeb広告や郵送DMを使うことが多いです。

短期に成果が見えずいつまでにどうなるのかが読めないSEO記事作成にダラダラと時間を消耗することはしません。時間も大事な資源ですからね。

獲得した見込客との信頼関係構築には、Eメールを中心に、LINEを補完的に使います。

メールやLINE内でサクッとコンテンツが完結することもあれば、記事や動画、投稿としてWeb上にも置いておくこともあります。

信頼関係の醸造が目的ですから、内容的には価値観やエピソードを共有するブログ記事のテイストが多めです。

そして、見込客を問題解決意欲を高めて、次のステップへ進んでもらうには、同じようにEメールやLINEを使います。

ただし、内容的には単なるお役立ち記事でもなければ、価値観の共有でもありません。しっかり売りに繋がるナーチャリング・コンテンツを届けます。

◾️意図不明なコンテンツ作りに、時間とお金を無駄にするな!

あなたのビジネスでも、きっとWeb記事や動画、SNS投稿などの形で、情報発信活動をしているでしょう。メルマガやLINEも配信しているかもしれませんね。

でも、ちょっと考えてみてください。その1つ1つに目的は明確でしょうか?

その記事は、誰向けで、何が目的ですか?SEO記事なのか、ナーチャリング記事なのか、ブログ記事なのか。

SEO狙いなのに、ナーチャリングやブログ記事を書いていては、いつまで経っても上位表示されません。

ナーチャリングが目的なのに、教科書を詰め込んだようなSEO記事を届けられても、勉強にはなるかもしれませんが、あなたのビジネスが選ばれる理由や決め手にはなりません。

取り組んでいる施策1つ1つが、売れる仕組みの全体設計において、どのような役割を担うのか。役割を果たすには、どのようなコンテンツが必要なのか。

時間やお金を無駄にしないためにも、見失わないようにしましょう。