コンサル起業して長く活躍できる人、できない人の違い - 新しい知識や方法をまず自分自身が実行できる場所、試せる場所を意図して確保しよう

私は23歳の時にテレアポ営業のコンサルタント、トレーナーとして独立起業しました。20歳の時に偶然に出会った雑誌広告代理店の完全歩合制営業(フルコミ)での経験が土台でした。

アポ獲得や電話セールスのトークスクリプトを再設計したり、アプローチ先リストの選定法を改善したり、新入営業社員向けの研修やモニタリング録音にフィードバックしたり、という内容でした。

最初期は、金融投資会社、営業代行会社、電子機器販売会社など、ゴリゴリ&コテコテの営業をやっている会社からの依頼が多かったです。

最近では、副業や複業、ひとり起業を目指して「コンサル起業」する人が増えています。

確かに、誰しもが過去を掘り起こしたり、新たに学んだりすれば、専門領域をつくれるというのは同意です。

でもだからといって、いつでも誰でもコンサル起業して良いのでしょうか。私はそうは思いません。

現在の私はコンサルというよりも、まず自分自身が実践者であり、実験台であることを意識しています。

もちろん知識や方法論は学んで武装します。海外や異業種から学ぶことにも積極的です。しかし一番は、現場での実体験や泥臭い試行錯誤から得られる感覚を大事にしています。

単に知識だけを教えるコンサルタントは、現場の実務や泥臭さみたいな実体験がないので、あまり長続きしないと思います。実際にクライアントも収入も得られていない人が多いと感じます。

教える本人が実践実行していないと机上の空論になって説得力がないですからね。

逆に自分自身や自社での実践や試行錯誤した経験の裏付けがあるなら、コンサルタントになってもOKだと思います。

ただ世の中いろんな事がどんどん変化していくので、常に新しい知識や方法をまず自分自身が実行できる場所、試せる場所を意図して確保しておきましょう。

コンサルタントとして長く活躍するためには大事なポイントだと思います。

年齢とか資格とかは、正直あまり関係ないですね。

今夏限定開催した『売れる仕組み戦略セミナー』の京都会場に参加された法人営業コンサルタントの方は、60代(推定)でした。

会社員時代の営業指導実績をもとに、コンサルタントや研修トレーナーとして、100歳まで現役で活躍することを目指していると話していました。すごくカッコいいと思いました!

他の人でも語れる一般事例をたくさん知っていることより、自分自身や自社だけが語れる実体験やストーリーの引き出しをどれだけ持っているかがコンサルタントとして成功する鍵ではないでしょうか。