うまくいかない原因を戦術や手法のせいにするな!戦術や手法の選択が適切ではなかったのか、使う側・やる側が効果的に実行できなかっただけなのか。

今日もクライアントから嬉しい報告が届きました!

以前もメルマガやブログでシェアしていたIT企業のエンジニア採用です。

6月からご支援して、1ヶ月も経たないうちに、さっそく2名が最終面接まで進み、入社が濃厚な見通しとのこと。

おかげ様で、10前後の自社ブランド運営により成長している私たち。

それでも現場で泥臭くクライアント1社1社のご支援をやめないのは、経済合理性だけでなく、ライフワークとも言えるかもしれません。

クライアントからの成果報告は、本当に生き甲斐であり、一番幸せを実感する瞬間でもあります。

自宅オフィスで「おっしゃー!」と飛び上がってガッツポーズですよ、毎回。

■中小企業の即戦力採用でよくあるケース

このクライアントは、東京・品川区のIT企業で、コンストラクション事業や通信インフラ整備、システム開発やサーバーネットワークの設計構築から運用保守までをワンストップで請け負うのが強みの会社。

社員の平均年齢は、25歳。大手メーカー、官公庁や自治体からの案件が安定継続しており業績好調。

さらなる成長を目指すために、ネットワークエンジニアやJava技術者、Linux技術者、法人営業、施工管理、電気工事など幅広い職種を募集しているのですが、うまくいかず。

35歳以下の若手人材を正社員採用すべく取り組んでいるのですが、ほとんど応募も集まりません。dodaをはじめ複数の求人媒体に掲載しており、条件を満たす有効応募数はほぼなく。

採用担当者1名でなんとか頑張っているのですが、経験が浅いこともあり、やりきれず&成果も出ず。

ということで、ご縁をいただき、6月からご一緒しています。

■ダイレクトリクルーティングで採用できる会社、できない会社

まずは、ネットワークエンジニアやJava技術者、Linux技術者の3職種に集中して、doda Recruitersからダイレクトリクルーティングで一点突破しようと取り組み、さっそくの成果報告です。

中小企業が即戦力人材を少人数だけ採用したいなら、もうダイレクトリクルーティングの一択ですね。

ダイレクトリクルーティングは、ビズリーチに代表されるような個別スカウト配信でアプローチする方法です。シンプルな短期速攻型のアプローチですね。

求人媒体に掲載して待っているよりも、「この人!」と条件マッチした人だけにピンポイント狙い撃ちするので、採用コスパも改善しやすい。

でも不思議なことに、ダイレクトリクルーティングをやっても、「まったく返信がない」「良い応募が集まらない」という会社もあります。

なにが違いをもたらすのでしょうか?

■結果を出す勘所はある!でも、一番大事なことは...

ダイレクトリクルーティングの鉄則は3つ。

(1)日次でスカウト配信する
(2)週次で検索条件を見直す
(3)月次でスカウト文を改善する

もちろん前提として、日次で数値管理するのは基本動作です。でもたった、これだけ。

売れる仕組みでも人材採用でも、手前味噌ですが、私たちが結果を次々と出せるのは、別に変わったことをやるからではありません。

「何か魔法の杖でも持っているのか」
「いったい何をやってのか」

そんな風にご質問をいただくこともあるのですが、私たちにしてみれば、普通のことを普通にやっているだけ。

確かに結果を出すための勘所や法則性はあります。

枝葉を徹底的に削ぎ落とし、成果を出すために「ここ!」という一点に集中します。

でも日々やることは、凡事徹底、本当にそれだけです。変わったことは何もありません。淡々とやり続ける。それだけです。

■うまくいかない原因を戦術や手法のせいにするな

たとえば、他のクライアントでも同じようなことがよくあります。

外国籍人材紹介会社では、Google検索広告(リスティング)を広告代理店に任せたけど、鳴かず飛ばず。

でも、私たちが同じGoogle検索広告をやり始めると、月間150件以上の新規リード、30件以上の新規商談が待っているだけで集まっています。

「○○広告をやったけど効果がなかった」
「○○媒体を試したけど応募がなかった」

このような話をよく聞きます。

果たして、戦術や手法の選択が適切ではなかったのか。あるいは、使う側・やる側が効果的に実行できなかったのか。

うまくいかない原因を、広告や媒体、手法のせいにしていては、進歩がありませんよ。

このあたり、ちょっとシビアに向き合いましょうね。