失敗しない新規事業アイデアの見つけ方。自分自身や身近な人の2つの消費行動に注目すれば、成功確率はUPできる。

今日も良い天気ですね。

花粉もだいぶ収まってきて、私の自宅周辺では桜が満開です。昼の散歩は気持ちがいいですよ。

さて4月に入って、新しい期をスタートした会社もあるでしょう。独立起業された方、新規事業を始めている方もいると思います。

哲学者のカントやベンジャミン・フランクリンをはじめ、1時間の散歩をルーティンにしていた偉人は結構多くいます。

そして、散歩の時にはメモ帳とペンを持って、ふと浮かんでくるアイデアを書き留めていました。

私も昼に30分〜1時間、毎日散歩しています。スマホを手放し、人通りの少ない景色の良い散歩コースを妻と一緒に歩いています。

すると、何気ない会話もきっかけとなり、ランダムにアイデアが浮かんでくるんです。

アイデアとは、ロジカルに考えて思いつくものもあれば、リラックスして自然体な状態の時にふと湧いて出てくるものもありますよね。

最近、新規事業立ち上げに伴うプランニングや売れる仕組みの依頼や相談が複数あり、今日は私が日頃やっている新規事業アイデアを見つける方法を2つシェアします。

◾️1)身近な人が最近買ったもの

自分や妻、親、友人、顧客など身近な人が、最近買ったものに注目します。

特に、個人であれば数十万円や100万円を超えるような高額な買い物に目をつけます。

何を買ったのか、なぜ買ったのか、決め手は何だったのか、不安や迷いはなかったのか、どうやって見つけたのかなど、根掘り葉掘りと実態をつかみます。

実際にその人が買った商品サービスを展開している会社やブランドについて、集客や販売の方法を洗いざらい調査・分析・体験します。

◾️2)身近な人がサブスクしているもの

もう1つは、身近な人が毎月や毎年、定期購入しているものに注目します。

サブスク、定期便、頒布会、会員制、継続課金などのキーワードに該当する支出や投資を探します。

昼散歩をしている時は、女子サッカー部出身の妻がよく元チームメイトや同級生たちのことについて教えてくれます。

私が想像もしないような視点や価値観が隠れていて、ときどきサブスクの話題も出てきます。

あとは、私自身が個人・会社として何に定期的にお金を払っているかにも注目します。

◾️成功確率をあげる秘訣

このように、私が新規事業アイデアを見つける方法の中でも鉄板は、「私自身や身近な人が何にお金を使っているか」から始めるパターンです。

新規事業の成功確率をあげる秘訣は、空想夢想のアイデアに期待するよりも、自分や近しい人の実際の消費行動に注目すること。

マクロではなく、ミクロから入るのがポイントだと思います。

なぜなら、目の前の身近な人をペルソナとすれば、売れる仕組みづくりを間違った勘や憶測に頼るリスクを軽減できるからです。

高額な買い物に注目すれば、薄利多売のしんどいビジネスに手を出すこともありません。

そして、自社ブランドとしてリプレイスするチャンスがあるかどうかを考えてみるわけです。

自分たちの得意や強みを生かせるか、模倣から始めてビジネスが成立するか、改善改良のインベーションを創り出せる箇所がありそうかを吟味する流れです。

新規事業アイデアを空想夢想やただ「好きだから・やりたいから・売りたいから」だけで始めると、私自身の経験上、あまりうまくいきません。

生身の人間や実地で確かなニーズがあるかどうか、チェックを絶対に忘れないでくださいね。