起業初年度から年収2,000万円を超えた6つの秘訣 - "まずは単発で単価の安い仕事をたくさん引き受けなくちゃ"の落とし穴を回避する方法
「うちの会社はまだ小さいから...」
「独立起業して間もないし、信用もないから...」
あなたは、まずは単発で単価の安い仕事をたくさん引き受けなくちゃ、と思っていませんか?
でもその結果、朝から晩まで頑張って働いて、それでも大して収入にならない。売上にならない。しかも、お客さんからは「もっと安いところが見つかったから、今回は他に発注するね」と。。
実は最近、Web記事のライターをやっていた30代女性が、私たちのチームにジョインしたのですが、彼女はまさに典型的なケースだったんです。
「Web記事ライターで生活していけない...」
彼女は現在、妊娠・出産を経て在宅ワーキングママとして、セールスライター、マーケターとしての基礎トレーニングを受けてもらっています。
もともと彼女は、20代の頃からフリーランスの記事ライターとして、SEO記事やインタビュー記事、メルマガやブログ記事を企業から依頼を受けて執筆・納品をする仕事をしていました。
得意なのは、美容・健康系。
大多数の記事ライターと同じように、文字単価○○円の報酬条件で、決まった期限までに○○本を納品して終わり、という単発の仕事ばかりをこなしていました。
もちろん記事をエンドレスに書き続けなければ仕事になりませんし、仕事も探し続けなければ生活していけません。
記事のクオリティはなかなかのもの。しかし単価が非常に安いので、長時間の記事ライティングを頑張ったわりには、新卒社員の初任給と同じか、それ以下の収入にしかなりませんでした。
さらには、10月から始まったインボイス制度のおかげで、消費税の納付によって手取りはさらに減ることが予想されていました。
「もう、今の仕事は続けていけない...」
「でも、子どもを育てながら在宅で続けられる仕事で、好きややり甲斐もあって、まとまった収入が得られる仕事が見つからない...」
・・・ということで、私たちのチームにジョインしてくれたわけです。
彼女はフリーランスの記事ライターとして、「まずは単発で単価の安い仕事をたくさん引き受けなくちゃ」の落とし穴にどっぷりとハマってしまっていました。
そして、同じような状態に陥っている小さな会社やひとり社長、フリーランスが結構いるみたいなので、今日は、私が独立起業の初期に心がけていた6つのポイントをシェアします。
(1)独自の専門領域を見つける
完全にオンリーワンとまで行かなくても構いません。誰向けに、どんな問題を、どんな方法で解決できる人間なのか、を言語化しましょう。
一度決めたら、ずっと変えてはいけない訳でもありません。定期的に作戦を変更・軌道修正しながら、自分自身のポジショニングを見つけましょう。
(2)緊急性・切迫している相手に売る
あなたを喉から手が出るほど欲しがっている相手は、どんな会社、どんな人でしょうか。
あなたが解決できる問題を今すぐなんとかしなきゃいけないのに、解決の糸口が見つからないまま、焦ったり急いだりしている相手を、どうすれば見つけられるでしょうか。
(3)他と比較されない土俵で闘う
他のプレーヤーや選択肢、競合他社との比較検討をされやすいプラットフォームでは、簡単に相見積もりなどに持ち込まれてしまい、価格勝負になってしまいます。
私たちのような小規模事業者は、他とは比較されない土俵で見込客に接触し、○か×かを判断してもらうパターンに持ち込むべきです。
(4)受注単価の最低ラインを決める
最初期、私がテレアポ営業のコンサルタント、研修トレーナーとして独立起業した時、月20万円以上の仕事しか引き受けないと決めました。
月単価が20万円未満の仕事は、いかなる事情があったとしても、断ると自分なりのルールをつくったわけです。
(5)3ヶ月以上の継続案件だけ受ける
単発の案件や依頼も断ると決めました。「まずは1ヶ月だけ様子を見てから判断したい」など言われることもありました。
でも3ヶ月や6ヶ月、年間でのお取り組みを提案する理由をきちんと添えて、臆することなく、正々堂々と継続契約を提案していました。
(6)時間ではなく価値を売る
時間の切り売りでは、すぐに自分のキャパがいっぱいになってしまいます。収入や売上の上限に達してしまい、頭打ちになるでしょう。
時間単価で仕事を受けるのではなく、提供する価値で値付けをするようにしましょう。あなたが何時間働くかは問題ではありません。
仮にあなたが1時間しか稼働しなくても、顧客クライアントに数百万、数千万、数億円もの売上や利益貢献ができるとしたら、どうでしょうか。
まとめ
以上の6つが、独立起業初期の私なりのポイントでした。
すごく高飛車で傲慢なように思えるかもしれませんが、そうではありません。自分の時間もキャパも限りがありますので、みんなに良い顔をして手広く受けようなんて無理だと思いませんか?
小さな会社やひとり社長、フリーランスの場合、特に最初の頃は、本当にごく少数の顧客やクライアントだけを受け入れて、「絶対に結果を出して見せる!」とお役に立てるように全集中するべきです。
いま振り返ると、今日の6つのポイントは、23歳だった私が、独立起業の初年度から個人年収2,000万円を超えた秘訣かもしれません。
あなたにも真似できるポイントがあれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。