会社やチームのあり方を見直す「3つの疑問」とは?20年前の私のわがままは、現代の新スタンダードをつくるかもしれない。
私は学生時代から疑問を持つ人間でした。
世の中で常識やあたり前だと言われる事柄に「なぜ?」「本当にそうなのか?」と考えるタイプでした。
周りが就活を始めたので、なんとなく流されるように真似して就活もちょっとだけやりました。インターンシップにも参加しました。
でも、なんだかおかしかった。
当時は、社会のこと、働くこと、生きることについて、何も知らない、わからない無知な存在。
今でも決して何かをわかったわけではありませんが、20年前よりは多少は進歩していると信じたいところです。
偶然なのか、それとも必然なのか。
20年前の当時、学生だった私が疑問を持っていた常識やあたり前だと言われていたことが、最近では随分と変化してきているように感じます。
そして当時、何も知らない、わからない私が感じていた疑問こそ、今やこれからビジネスを創造し、チームを動かす立場にいるあなたや私が、変革や適応を求められているメインテーマかもしれません。
では、学生だった当時の私は何を疑問に思ったか。
1つ目は、働く時間です。
なぜ、9時から5時まで働かなければならないのか。なぜ、他人に自分がいつ働き、いつが休みかを指定されなきゃならないのか。そう思いませんか?
朝7時から仕事したっていいですよね。早めに仕事を終えて、午後は学習や自己研鑽の時間にしてもいいはず。
本当にがんばらなきゃいけない時、追い込みたい時は、夜10時や12時まで働いたっていい。
そんな時にいちいち社内申請がどうとか、残業時間がどうとか、なぜ自分が働く時間について他人に許可を求めなければならないのか。
なぜ自分の働く時間や時間の使い方を自分で決めることができないのか。
20歳の私は、ものすごく疑問でした。
2つ目は、働く場所です。
なぜ、会社オフィスが池袋にあるからといって、毎日池袋に出勤しなければならないのか。池袋にオフィスを構えたのは、会社の都合ではありませんか?
出勤する移動時間は、なにか成果を生み出しているんでしょうか。満員電車や渋滞の中を出勤しなければならないとしたら、疲労とストレスがたまるだけじゃないのか。
当時はリモートワークなんていう言葉や文化もない時代でしたので、オフィスや店舗出勤があたり前。
もちろん出勤がすべて良いとか悪いとか、そういう意味ではないのですが、杓子定規に「いや規則なんで」と片付けられるのはおかしくないだろうか。
20歳の私は、ものすごく疑問でした。
3つ目は、働く報酬です。
なぜ、いくら収入や利益を稼ぐかを他人に決められなきゃならないのか。なぜ、他人が決めた報酬体系やルールに縛られる必要があるのか。
上位20%のハイパフォーマーにリミッターをかけて、その他80%の生活や雇用を支えるような報酬体系になっていないだろうか。
なぜ1年にわずかずつしか昇給できないのだろうか。なぜ他人が決めた役職の階段を順番に登らなければならないのだろうか。
働く個人、一人ひとりが、それぞれの価値観やライフスタイル、人生プランにあわせて、自己責任のもと収入や利益目標を達成していくことが、やりづらい制度設計になっていないだろうか。
20歳の私は、ものすごく疑問でした。
結論、だから私は起業したんでしょうね笑
だから私は、いまの会社運営、チーム運営のあり方をめざしたんでしょうね笑
なんだか自分勝手で協調性や社会性もなく、極端な考えだと思う方もいるでしょうが、社会や環境は随分と変化しています。変化の速度もスピードアップしています。
20歳の私が、当時抱いていた無茶苦茶でわがままだと思っていた3つの疑問。
今後の会社やチームのあり方として、私たちはどうやって応えていくかを真剣に向き合わなければならない時期かもしれません。
あなたのビジネスではいかがでしょうか。