世界の社長や起業家は「これ」しかやらない。1対N型サブスクは、労働集約にならずにビジネスを安定化・スケールする鍵。
私は大学3年の頃、雑誌広告代理店でフルコミ営業を始めました。
今年40歳になりましたが、今日まで20年間で売れる仕組みづくりのクライアントは47業種168社、ご相談は多いと年1,000件くらいいただいて来ました。
さらには、自社で25の新規事業、ブランド立ち上げに挑戦して、いくつもの失敗や撤退と、わずかばかりの成功も経験してきました。
経験と学習を重ねるにつれて、何が成功しやすいか、何が失敗しやすいかの違いについて、私なりに明確にわかったことがあります。
それは「定期収入モデルがある会社は強い」ということです。ストレートに言えば儲かりやすい。不況にも強い。
定期収入モデルっていうのは、毎月や毎年、継続的にお客様がお金を払ってくださるモデルですね。定期購読、定期便、年会費、月額利用料とか。ストックビジネス、サブスクリプション、コンティニュイティ、会員制ビジネスとか、言い方はいろいろあって、僕らは全部まとめてサブスクって言っちゃってますけどね。
2023年9月、私は米国のフロリダ州オーランドに行ってきました。約5,000人の社長や起業家、マーケターが集まるLiveイベントで、売れる仕組み戦略やビジネスモデルの世界最先端が見えました。
また、2023年11月には、ポルトガルのリスボンで開催された世界最大級のスタートアップやテック系のカンファレンス『web summit』を現地視察してきました。
日本の中小企業やスモールビジネスでも応用できる戦略やメソッドは、『月刊売れる仕組み戦略レポート』『売れる仕組み戦略会議』でもシェアしています。
私自身もあっと驚くような戦略や考え方、組み立て方が大量にありました。もちろん既知のものもありましたが、数段も洗練され進化していて、改めて海外や異業種から学ぶ重要性を実感しました。
そんな海外のLiveイベントでも、社長や起業家、投資家、マーケターたちのもはや共通認識となっているのは、、
「If you don’t have continuity, then you don’t have a business. It’s just promotion.」
もしあなたのビジネスに毎月毎年の継続収入モデルがないなら、それはビジネスではない。ただのプロモーションだ。そう言いきるほど、サブスクの有効性を強調していました。
仮に何億、何十億を売り上げていても、ビジネスサイズに関わらず、です。
薄利多売や単発売り切り型のビジネスは、そもそも手をつけませんし、投資家もお金を出しません。長期的な成功確率が低いことが証明されているからです。
「いかに”価値の階段”のフロントエンドやミドルエンドに、サブスクを組み込むか」
「いかに”価値の階段”のすべてを1対N型のサブスクで埋め尽くすか」
2023年、私が47都道府県で開催した『売れる仕組み戦略10メソッド速習講座』や『脱労働集約戦略会議』でもかなり強調して伝えてきました。
既存ビジネスのサブスク化。新規のサブスクビジネス。
これらは、まさに世界中の社長や起業家がいま考え、取り組んでいることです。
私たちもサブスクにならないビジネスは、新規事業として絶対にやらないと100%決めています。それくらい、経営や業績にもたらすインパクトは大きいわけです。
サブスクはただ儲かるという話だけではありません。
より短期単発でいくら儲かったとか、瞬発的なお客様とのご縁や取引ではなく、お客様との長期的な関係性やより素晴らしい未来を目指しての伴走を大切する仕組みを追求する企業姿勢でもあります。
そして、さらにポイントなのは、コンサルや代行、派遣みたいな1対1や労働集約的な定期収入だけではなく、1対N、1対多で提供する商品サービスを、いかに自社のビジネスモデルに組み込めるかが、ビジネスの安定化やスケールの鍵です。
事実、売れる仕組みづくりに覚悟を決めてサブスクを組み込んだクライアント、躊躇して見送ったクライアントでは、率直に言って、業績の伸び方は別次元です。
「あぁ、はいはいサブスクね」とスルーせずに、ぜひ真剣にあなたのビジネスにどのようにサブスクを組み込めるか考えてみてください。